公益財団法人ユニジャパンが運営する若手映画クリエイター育成プログラム「Film Frontier」は、世界各国で開催される映画の企画マーケットの情報を一元的に検索・閲覧できるオンラインデータベース「PROJECT MARKET DATABASE」を新たにリリースした。海外展開を目指す日本の映画製作者・プロデューサー・監督・脚本家にとって、応募先選定や戦略立案を後押しする実用的なリソースとなりそうだ。
開催国や時期、企画のステージやカテゴリで条件検索が可能
近年、日本映画の国際共同製作や海外資金調達のニーズは高まる一方で、世界各地で開催される企画マーケットの数も増加し続けている。CineMart(オランダ)、Berlinale Co-Production Market(ドイツ)、HKIFF Industry Project Market(香港)、Focus Asia(イタリア)、Asian Project Market(韓国・釜山)、Venice Gap-Financing Market(イタリア)など、それぞれ募集要項・応募時期・対象ジャンル・制作段階が異なり、必要な情報を個別に収集するには大きな労力を要していた。
「PROJECT MARKET DATABASE」は、こうした世界各国の映画企画マーケットに関する開催スケジュール、応募要項、過去の参加実績、登録料、関連映画祭情報などを一覧で確認できるよう整理したものだ。
データベースは、利用者が目的や条件に応じて必要なマーケットを素早く絞り込めるよう、複数の検索軸を備えている。具体的には、開催国による絞り込みに加え、開催時期(会期)でのソート・絞り込みにより、自身のスケジュールに合わせた応募計画を立てることが可能だ。
また、企画の進捗段階を示す「Stage」(In-development/Pre-production/In-production/Work-in-progress)や、対象作品の「カテゴリ」(長編、短編、アニメーション、ドキュメンタリーなど)でも絞り込みができ、自身の企画フェーズやジャンルにフィットするマーケットを効率的に発見できる仕組みになっている。


各マーケットの詳細ページでは、会期、応募期間、登録料(早割・通常・最終締切ごとの料金体系)、応募要項(予算規模、共同製作要件、上映時間など)、選考結果通知時期といった実務情報に加え、前年の参加企画数、日本からの参加企画と監督名、関連する国際映画祭の会期や日本作品の参加実績まで掲載。応募ページや公式マーケットサイトへの直接リンクも備わっており、情報収集から応募までの導線が確保されている。

Film Frontierとは
「Film Frontier」は、文化庁の補助金により設置された「文化芸術活動基盤強化基金」のクリエイター等育成プログラムの映画分野として、ユニジャパンとVIPOが連携して展開する人材育成プログラム。海外渡航プログラム、滞在型企画開発、長編アニメクリエイター支援の3プログラムを通じ、若手の監督・プロデューサー・脚本家・アニメーターの国際的な活躍を長期的視点で支えている。
今回公開された「PROJECT MARKET DATABASE」は、これら育成プログラム参加者だけでなく、広く日本の映画業界全体に開かれたリソースとして提供される。海外マーケットへの応募を検討している製作者にとって、信頼性の高い一次情報源として活用が見込まれる。
データベースは無料で公開されており、PCおよびモバイルから誰でもアクセス可能。海外企画マーケットへの参加を検討する製作者・プロデューサーは、ぜひ一度「PROJECT MARKET DATABASE」にアクセスし、自身の企画にフィットするマーケットを探してみてはいかがだろうか。
▼PROJECT MARKET DATABASE
https://www.frontier.unijapan.org/pages/project-market-database.html
▼Film Frontier 公式サイト
https://www.frontier.unijapan.org/





