東映、新規ゲーム事業「東映ゲームズ」を設立。完全オリジナルIPのPC向け3タイトルを発表

東映は新規ゲームレーベル「東映ゲームズ」を設立し、インディーゲームクリエイターとの協業による完全オリジナルIPのPC向け3タイトルを発表した。

ビジネス 企業動向
東映ゲームズ ロゴ
東映ゲームズ ロゴ
  • 東映ゲームズ ロゴ
  • ©2026 Black Tangerine / Toei
  • Ⓒ2026 Nephemee Studio / Toei
  • ©2026.Yatara/ UnGloomStudio / Toei

東映株式会社は2026年4月24日、新規事業としてゲームレーベル「東映ゲームズ」を設立し、初のパブリッシングタイトルとなる3作品を発表した。同社が保有する既存IPのゲーム化ではなく、すべて国内外のインディーゲームクリエイターと協業した完全新規のオリジナル作品となる。創立から75年にわたり映画・ドラマなどの映像産業で培ってきたノウハウを、ゲームという領域へ展開する。


既存IPを使用せず、新規オリジナル作品で始動

東映ゲームズは、事業のコンセプトとして「ものがたり」を掲げている。同社はこれを単なるストーリーの筋書きに限定せず、キャラクターや世界観の設定が際立っているものも「ものがたり」であると定義している。

映像制作会社がゲーム事業へ参入する際、自社の既存IPを活用したタイトルから着手するケースが多いが、東映ゲームズの初期ラインナップは「完全オリジナル作品」のパブリッシングとなる。

3タイトルの詳細

今回発表されたのは、PC(Steam)向けに展開される以下の3タイトル。

  • 『KILLA』(2026年リリース予定)

    ©2026 Black Tangerine / Toei

    ケンキツ団(Black Tangerine)が開発する推理アドベンチャー。ダークな人形劇の世界を舞台に、孤児の少女ヴァルハラが師匠を殺した「ラ」という名を持つ容疑者たちの中から犯人を暴く。「共鳴」の能力で容疑者の記憶へ潜入し、夢の断片を組み合わせるシステムを採用している。

  • 『HINO』(リリース日未定)

    ©2026.Yatara/ UnGloomStudio / Toei

    イラストレーター「やたら」氏のボールペンアートをベースにしたアドベンチャーゲーム。暗闇の世界で目覚めた少女・ヒノが、相棒「もにもにスケルトン」と共に怪物たちが蔓延る世界を進む。開発はUnGloomStudioが担当し、原作のイラストとは異なる独自のストーリーが展開される。

  • 『DEBUG NEPHEMEE』(リリース日未定)

    Ⓒ2026 Nephemee Studio / Toei

    NephemeeStudioが開発するアドベンチャーゲーム。バグにむしばまれた世界を舞台に、住人である「ネフェミー」たちの失われた記憶や使命を取り戻すため世界を『デバッグ』する。「相手を深く知ることで攻撃が可能になる」という戦闘システムが特徴。

新規IP開発の新たなアプローチ

近年、ゲーム発のIPが映像作品として展開される事例が増加傾向にある。その中で、東映が「東映ゲームズ」を通じてインディーゲーム市場のパブリッシャーとして参入したことは、映像製作企業による新規IP開発の新たなアプローチと言える。

今回発表されたオリジナル3タイトルがゲーム市場でどのように受容され、同社の映像ビジネスを中心とした事業全体とどう連動していくのか、今後の展開が注視される。

《Branc編集部》

関連タグ

編集部おすすめの記事