英国映画協会(BFI)は2026年3月25日、「UK Global Screen Fund(英国グローバル・スクリーン・ファンド)」の新たな戦略的計画を発表した。英国政府の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)から資金提供を受けている同ファンドの予算を、2026年から2029年にかけて年間700万ポンドから1,800万ポンド以上へと大幅に増額し、支援対象をさらに拡大する。
今回の投資拡大は、英国のインディペンデント映像産業における国際的なビジネス能力の開発、国際共同製作の促進、そして世界市場でのプレゼンス向上を目的としたものだ。本計画は、業界団体や地域機関、映画・TV・アニメーション・ドキュメンタリー・ゲームといった各分野の代表者で構成される戦略諮問委員会との協議を経て策定された。英国を「グローバルなクリエイティブ大国」として確固たるものにするための、野心的な施策となっている。
予算を約3倍に拡大し、英国コンテンツの国際展開を加速
2021年の設立以来、同ファンドは英国の独立系映像制作分野の国際展開を後押ししてきた。今回の予算増額は、昨年6月に政府の「Screen Growth Package」の一部として承認されていたものだ。クリエイティブ産業担当大臣のイアン・マレー氏は、「資金を3倍に増やすことで、英国全土における次世代のクリエイターを支援し、経済成長を促進して映画大国としての名声を強固にする」と語る。
また、同ファンドの国際ファンド責任者であるデニッツァ・ヨルダノヴァ氏も、「政府の大幅な投資拡大により、英国の優れたインディペンデント映像産業が飛躍する機会をさらに広げ、国際的な成長とコラボレーションに対する重要なサポートを強化できることを大変嬉しく思う」とコメントした。
セールス会社やゲーム開発向けなど、拡充された4つの投資領域
拡大されたUK Global Screen Fundは、以下の4つの主要分野に対して投資を行う。今回は特に、映画セールス会社やゲーム開発者に向けた支援枠が設けられた。

