映画館への来場を妨げる主な障壁はチケット価格と作品の選択肢の乏しさ、英国映画協会が調査

映画館よりも、ストリーミングサービスで映画の視聴を選ぶ人が大多数に。

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映画館への来場を妨げる主な障壁はチケット価格と作品の選択肢の乏しさ、英国映画協会が調査
Paul SteuberによるPixabayからの画像 映画館への来場を妨げる主な障壁はチケット価格と作品の選択肢の乏しさ、英国映画協会が調査

新型コロナウイルスのパンデミックで世界中の映画館が大きな打撃を受け、今も完全に状況が回復したとは言えない。そんななか、英国映画協会(以下、BFI)の調査により、映画館への来場を妨げる主な障壁は、「高額なチケット価格と作品の選択肢の乏しさ」という結果が明らかになった。

Screen Dailyによると、2023年2月~3月にかけてBFIが5,000人を対象に実施した調査「The Wider World of Film」で、3分の1以上となる34%が過去12ヵ月で映画館に1回も行かなかった、もしくは頻繁に行かなかった主な理由として、「映画のチケット価格」を挙げている。

チケット価格に次いで、映画館への来場を妨げる最大の障壁として、多くの人が「魅力的な公開作が乏しい」と回答しており、その問題は、インディペンデント系の非チェーン映画館やインディペンデント系チェーン映画館へ通う観客よりも、マルチプレックス映画館の観客にとって大きいことも明らかになった。

映画館よりもストリーミングサービスでの視聴が人気

とはいえ、映画の視聴者数が減ったわけではない。


《Hollywood》
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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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