【新旧比較】2026年4月改定「映画制作取引ガイドライン」。製作者が知っておくべき労働環境ルールの厳格化と「抜け穴」の廃止

2026年4月、映画制作のガイドラインが改定される。「みなし時間」の廃止や週単位の総量規制、12時間インターバルなど、労働ルールがより実態に即して厳格化。

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映適事務局長、大浦俊将氏
映適事務局長、大浦俊将氏

2023年に策定された「映画制作の持続的な発展に向けた取引ガイドライン」が、これまでの3年間の運用実績をふまえ、2026年4月1日に改定される。

今回の改定の最大の特徴は、制作現場の適正化へ向けた取り組みとして、ルールがより実態に即してアップデートされた点にある。本記事では、特に制作現場の労働環境に焦点を当て、「これまで(旧基準)」と「これから(新基準)」でルールがどう変わるのかを解説する。


制度適用範囲の拡大:1億円以下の作品もすべて対象に

まずは、本ガイドラインに基づく「作品認定制度(映適)」の適用対象についての変更点を押さえておきたい。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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