INTER BEE FORUMにて開催された特別講演「広告主が動くテレビデータ:営業・PRが知るべき活用のリアル」では、テレビCMの効果測定や活用において、従来の「視聴率(量)」から「質」へと視点がシフトしている現状と、それに応えるデータベンダー3社、および実際にそれらを活用する広告主による具体的な事例が共有された。
モデレーターは、元ビデオリサーチで、NECの深田航志氏が務め、REVISIO株式会社の郡谷康士氏、株式会社スイッチメディアの高山俊治氏、ノバセル株式会社の真鍋達哉氏、そして広告主の立場から株式会社BuySell Technologiesの田中奏真氏が登壇し、データを提供する企業側と広告主の視点、双方の視点でテレビCMの今を語る貴重なセッションとなった。
広告主が抱える課題:「効果測定」と「ターゲティング」
モデレーターの深田氏は、「メディア投資のROI測定と可視化は10年来の課題」だとする。特に、テレビCMは「ターゲティングの精度」と「効果測定の不透明さ」が課題であり、近年の広告主は、広告の「量」だけでなく「ブランド適合性」や「視聴の質」を重視する傾向になってきていると指摘した。

今回登壇した3社は、そうした課題と傾向に対して、異なるアプローチでソリューションを提供している。









