映像産業振興機構(VIPO)は、2025年11月27日と28日の2日間にわたり、「映画プロデューサー養成講座/基礎編」を開催する。本講座は、映画をはじめとする映像コンテンツ業界で活躍を目指すプロデューサー志望者を対象としたもので、企画立案から資金回収まで、プロデュース業務に不可欠な基礎知識を体系的に学ぶ機会を提供する。最終日には、現在大ヒット上映中の映画『国宝』を手がけた李相日監督がゲスト講師として登壇し、映画製作の現場について語る。
脚本の読解力と資金計画を重視、プロデュースの要点を学ぶ実践的カリキュラム
本講座は、優れたプロデューサーに必須の能力である「脚本の読解力」に重点を置いている。早稲田大学名誉教授であり、映像作家としても活動する安藤紘平氏をメイン講師に迎え、脚本の構造理解や魅力的な台詞の見極め方、プロデューサーとしての脚本の読み方などを徹底的に解説する。
カリキュラムは、インディペンデント映画からメジャー商業映画まで幅広くカバー。プロデューサーの具体的な役割や企画の立案・作成方法といった基礎から、制作予算の策定、そして資金回収の戦略まで、2日間で集中的に学ぶ構成となっている。映画に限らず、アニメやゲームなど、多様なエンターテイメントコンテンツのプロデュースに応用可能な内容だ。
11月27日・28日開催、申込みは先着順
講座は11月27日(木)、28日(金)の両日、VIPO会議室にて開催される。定員は20名の先着順で、11月21日(金)正午が申込締切となっている。
メイン講師の安藤紘平氏は、TBS在籍時から映像作家として国際的に活躍し、多くの受賞歴を持つ。学術的な知見と現場での経験を併せ持つ同氏から、プロデュースの基礎を直接学ぶことができる貴重な機会だ。
特別ゲストとして登壇する李相日監督は、『フラガール』『悪人』『怒り』など数々の話題作で知られ、最新作『国宝』は興行収入150億円を超える大ヒットを記録し、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表にも選出された。李監督と安藤講師によるトークセッションでは、企画開発から現場での判断、そして作品を成功に導くまでの実践的なプロセスについて、踏み込んだ議論が期待される。
【開催概要】
講座名: 映画プロデューサー養成講座/基礎編
開催日: 2025年11月27日(木)、28日(金) 10:00~17:00
会 場: VIPO会議室
講 師: 安藤紘平(早稲田大学名誉教授)
ゲスト講師: 李相日(映画監督)
対象者: 将来の映像コンテンツ業界のプロデューサー志望者
定 員: 20名(事前申込制・先着順)
参加費: 一般 40,000円/VIPO会員 20,000円(税込) ※VIPO会員一覧はこちら
申込締切: 2025年11月21日(金)正午 ※定員に達し次第終了