VIPOプログラムでカンヌ国際映画祭マーケットに参加するプロデューサーとIP企画プレゼンターが決定

VIPOは、2025年5月に開催されるカンヌ国際映画祭マーケットに参加するプロデューサーとIP企画プレゼンターを発表した。

グローバル マーケット&映画祭
Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)
Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)
  • Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)
  • 特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ])
  • 竹中香子氏 一般社団法人ハイドロブラスト
  • 柳本千晶氏 Synepic Entertainment
  • 山田兼司氏 Tyken Inc.
  • 坂本達夫氏 コミスマ株式会社
  • 中山結衣氏 株式会社講談社

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は2025年5月9日、同機構が運営する国際展開支援プログラムの一環として、5月13日から21日にかけて開催されるカンヌ国際映画祭併設マーケット「Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)」と、その中で開催される国際共同製作を支援するプログラム ①「Spotlight Asia」+「Producers Network」に参加するプロデューサーおよびIP企画のプレゼンターを発表した。

本取り組みは、経済産業省による「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」に基づいて実施されるものであり、日本の映像クリエイターやIP事業者の国際共同製作支援およびネットワーク拡大を目的としている。

「Spotlight Asia」+「Producers Network」選出プロデューサー3名

今回、「Spotlight Asia」および「Producers Network」に選出されたのは、以下の3名(五十音順)。

竹中香子(一般社団法人ハイドロブラスト)

俳優・プロデューサー。仏を拠点に演劇・映像活動を展開。映画『現代版 城崎にて』では脚本・主演・プロデュースを担当し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で優秀芸術賞を受賞。近年では、太田信吾監督との協働により国際共同製作プロジェクトで複数の受賞歴を持つ。

柳本千晶(Synepic Entertainment)

米ロサンゼルスを拠点に活動する映画プロデューサー。代表作『サムライ・アベンジャー/復讐剣盲狼』(2009)や日本酒をテーマとした『カンパイ!世界が恋する日本酒』(2015)で国際的な評価を得る。初監督作『AUM: The Cult at the End of the World』はサンダンス映画祭でプレミア上映された。現在は日本のインディペンデント作品を海外展開する配信プラットフォーム「SAKKA」なども展開。

山田兼司(Tyken Inc.)

ドラマ「BORDER」シリーズ、「dele」などを手掛け、東京ドラマアワード優秀賞を2度、ギャラクシー賞を3度受賞。映画『怪物』『ゴジラ-1.0』でアカデミー賞やカンヌ国際映画祭受賞に貢献。2024年よりPGA(全米プロデューサー協会)会員。最新の企画・プロデュース作は2025年公開の『ファーストキス 1ST KISS』。

「Spotlight Asia」+「IP企画」参加者

一方、「Spotlight Asia」にてIP企画を国際マーケットに向けて発信するプレゼンターとしては、以下の2名が選ばれた(五十音順)。

坂本達夫(コミスマ株式会社)/企画名『I Wanna Be Your Girl』

外資テック企業での経験を経て、2024年より同社に参画。マンガIPの海外展開を中心に、国外での事業開発に従事。日本国外での代表作は、10以上の言語で出版され、2025年に実写映画が公開された『山田くんとLv999の恋をする』や、今年の夏に英語圏で出版がスタートする『カノジョになりたい君と僕』、海外での実写映像化が発表された『リセット・ゲーム』など。

中山結衣(株式会社講談社)/企画名『May you have delicious meals』

テレビ局での映画・ドラマ調達業務を経て、現在は講談社ライツ事業部で海外実写ライセンス営業を担当。

本プログラムでは、参加者が世界各国のプロデューサーや支援機関と交流を図ることで、国際共同製作の最新動向を実地で学ぶことができる。選ばれたプロデューサーたちが今後、どんな企画を実現させることになるのか楽しみだ。

《Branc編集部》

関連タグ

編集部おすすめの記事