経産省「JLOX+」補助金、コンテンツ制作・流通のDX推進に最大5,000万円支援 5月8日より応募受付開始

経産省は「JLOX+」補助金を発表し、コンテンツ制作・流通のDX推進を最大5,000万円支援。応募は5月8日開始。

テクノロジー エンタメDX
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)JLOX+ロゴ
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)JLOX+ロゴ
  • 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)JLOX+ロゴ
  • 「コンテンツ製作・流通における生産性向上/構造改革・強化に資するシステム開発支援」募集チラシ

経済産業省と映像産業振興機構(VIPO)は4月25日、「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)(通称:JLOX+)」のうち、「コンテンツ製作・流通における生産性向上/構造改革・強化に資するシステム開発支援」について公募要項を公開した。第1回応募受付は5月8日(木)より開始される。

本事業は、エンタメ・クリエイティブ産業におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)を後押しし、制作や流通の生産性向上、構造改革を促進するシステムの開発・実証を支援するもの。応募主体は日本国内の法人であり、必要な組織人員や資金管理能力を備えることが条件となる。対象事業の実施期間は、令和7年5月8日から令和8年1月31日までを予定している。

「コンテンツ製作・流通における生産性向上/構造改革・強化に資するシステム開発支援」概要チラシ

対象となるシステム例

補助対象となるシステム例としては以下が挙げられる:

  • 生成AIを活用したコンテンツ制作の効率化(データセット構築、クレンジング、学習等を含む)

  • スケジュールの管理・共有

  • 受発注、権利処理等の契約管理

  • 中間素材等の制作や共有、作業連絡・指示

  • 経理・労務管理

  • データベースによる一括管理

こうしたシステムの導入により、コンテンツ業界全体での生産性向上や流通構造の改革・強化が期待される。なお、開発済みのシステムを業界全体に展開する取り組みも対象となる。また、個社利用が中心のシステムでも、結果として業界の利便性向上に資すると審査委員会が判断した場合、補助対象に含まれることがある。

補助内容

  • 補助額:1社あたり最大5,000万円

  • 補助率:適用される補助率は、補助対象経費の2分の1

  • 補助対象経費:システム構築費、実証経費、導入・普及促進にかかる専門家費用、報告書作成費 等

応募要件

以下のいずれかの要件を満たし、かつ成果の報告が可能なことが求められる。

  1. コンテンツ制作の効率化に資するシステムの開発・実証

  2. コンテンツ流通の構造改革・強化に資するシステムの開発・実証

  3. 実証により定量・定性的なデータを報告可能であること

  4. 得られた成果を広く発信できること

スケジュール

  • 4月25日:公募要項の公開

  • 5月8日:第1回応募受付開始(木)

  • 6月3日:第2回応募受付開始(火)

応募希望者に向けた説明会・相談会も実施予定であり、詳細は「JLOX+」の公式サイトで確認できる。

《Branc編集部》

関連タグ

編集部おすすめの記事