ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(以下、ワーナー)が、中東のエンターテインメント市場で足場を拡大する取り組みの一環として、ドバイのストリーミング「OSN Streaming Limited」の少数株を5,700万ドル( 約82億円)で取得した。
The Wrapによると、段階的に完了した取引は規制当局の承認が必要となるが、ワーナーは30%の株式に対して5,700万ドルを支払うことになる。アラブの音楽ストリーミングサービス Anghami Inc.の過半数の株式を保有する OSNグループは、2022年にワーナー傘下のHBOと独占契約を締結。ワーナーの同地域への投資としては、2023年にトルコのストリーミングサービスBluTVを買収したことに続くものとなる。
ワーナーの中央ヨーロッパ・トルコ・中東担当のジェイミー・クック氏は声明で、ワーナーとOSNは共に「視聴者により豊かで多様なコンテンツを提供することを保証し、高品質な地元制作のコンテンツに投資する」と発表した。