Amazonプライム・ビデオの幹部が、グローバル拡大戦略で日本アニメとアジアのコンテンツに注力していると発言している。
Amazon MGMスタジオでトップを務めるジェニファー・サルケ氏と、プライム・ビデオの国際担当副社長ケリー・デイ氏がVarietyに対し、アジア地域におけるAmazonプライム・ビデオの今後について野心的なビジョンを語った。日本は、Amazonプライム・ビデオにとって最も重要な地域の一つで、72のアドオンサブスクリプションと約30万タイトルのTVOD(レンタル制の都度課金型動画配信)を提供し、大規模なビジネスを展開している。
コンテンツ戦略の強化計画ではアニメが最優先事項
現在、サルケ氏はAmazonプライム・ビデオの拡大に着手しており、特にオリジナルアニメのライセンス取得に注力していると発言。その取り組みとして、今後、数年間にわたってコンテンツ戦略を強化する計画を進めていると明かした。また、Amazonプライム・ビデオが、日本市場で他競合ストリーミングサービスと差別化するためには「アニメのラインナップが最優先事項」だと述べている。
サルケ氏は、日本およびアジアのコンテンツの次なる展開について意欲的な姿勢を示し、これまでの『沈黙の艦隊』や実写版『【推しの子】』などのプロジェクトを例にあげた。