ドワンゴ、ブックウォーカー及びKADOKAWA Connectedの3社は、ドワンゴを存続会社とする吸収合併を2025年4月1日付で実施することを発表した。
ドワンゴは「ネットの向こうの、リアルを動かす。人間らしさと、つながるデジタルを。」をコンセプトに、多彩なデジタルコンテンツやサービスを提供するインターネットの総合エンターテインメント企業。動画コミュニティサービス「ニコニコ」をはじめ、「超会議」などのイベント企画・運営、ゲームや音楽配信サービスの企画・開発など、多岐に渡る事業を展開している。また、オンライン学習システム「ZEN Study(旧N予備校)」の開発やVRを活用した学習コンテンツの制作など教育分野にも取り組んでいる。
ブックウォーカーは、総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」の開発・運営や国内外への電子書籍データの取次など、電子書籍全般に関する事業を行っている企業。ほかにもWEB・アプリのマンガサービス「ニコニコ漫画」や読書管理サービス「読書メーター」の開発・運営、NTTドコモの「dマガジン」「dブック」をはじめとする電子書籍プラットフォームのシステム開発や運用も行っている。
KADOKAWA Connectedは、KADOKAWAグループにて運営するサービスのインフラ開発・運用や、ICTコンサルティング、働き方改革支援を手掛けている企業。働き方改革を含めたDXの推進により、優れたIPを安定的に創出し、様々な形で世界に届ける「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略のサポートをしている。
現在まで各社の特色を生かして3社間でシナジーを発揮しながら事業展開を行ってきたが、市場での競争力を高めるためには、KADOKAWAグループ内のデジタル事業に関わる3社の所属エンジニアの集約、開発リソースの最適配分や業務効率化が必要と判断したとのことだ。
合併にあたり、ドワンゴは現在の「ブックウォーカー」「KADOKAWA Connected」の2025年4月1日時点の資産、負債及び権利義務の一切を効力発生日をもって承継する。そのため、従来より「ブックウォーカー」「KADOKAWA Connected」名義で締結されている契約については、2025年4月1日以降もドワンゴとの間で有効に存続される。