同記事によると、「ジェイク・ポールvsマイク・タイソン」の準イベントとして、Netflixで配信されたケイティ・テイラー対アマンダ・セラノⅡのリマッチも世界中で推定7,400万人がライブ視聴し、Netflixは「米国史上最も視聴されたプロ女子スポーツイベントになった」と報じている。
ライブ配信中のトラブルがSNSでトレンドに
Netflixは、今回初の格闘技中継コンテンツで驚異的な視聴世帯数を叩き出したが、試合の配信中にバッファリングやフリーズなどの問題が生じ、SNSでは「#Unwatchable(目も当てられない)」「#NetflixCrash(Netflixがクラッシュ)」といったハッシュタグがトレンド入りする事態に。スポーツコメンテーターのスキップ・ベイレス氏もSNSに、「サーバーに、この世界的規模の試合に対応できる帯域幅がないのだろう」と投稿していた。
Varietyは、配信中のトラブルについてNetflixに問い合わせたが、広報担当者から「現時点でコメントはできない」との返答があったという。ライブ配信マッチが恰好の宣伝の場に

イベント開始前のエンターテインメントとして、Netflixのリアリティ番組『America's Sweethearts: Dallas Cowboys Cheerleaders(原題)』のチアリーダーチームがパフォーマンスを見せたほか、12月26日にシーズン2の配信開始を予定している人気韓国ドラマ「イカゲーム」でトレードマークになっている赤いジャンプスーツを身に着けたセキュリティが会場に配置され、試合のアナウンサーもシーズン2のデビューが間近に迫っていると宣伝。その他にも、11月15日にシーズン6のパート2が配信開始された人気ドラマ「コブラ会」の主要キャスト2人が会場に座っている姿がスクリーンに映し出され、続いて番組の新予告編が公開された。
今後もNetflixは、12月25日に開催されるNFL(米プロアメリカンフットボールリーグ)2試合を配信予定で、2025年1月より米国・カナダなどで独占配信する格闘番組「WWE Raw(原題)」が待機中だ。スポーツ番組のライブ配信の増加にあたり、バッファリングなどのトラブルを改善できるかどうかが今後の課題となりそうだ。