Netflixの映画部門が、ダン・リン新代表のもとで再編されることが明らかになった。
The Hollywood Reporterによると、Netflixの長編部門は今後SF、ロマンスコメディ、アクションなど、ジャンルによって分割されるとのことだ。リン氏は4月1日から正式にNetflixに就任したが、この再編成は1ヵ月以上前から行われており、リン氏はチーフ・コンテンツ・オフィサーのベラ・バジャリア氏、映画部門責任者および外部パートナーと協議していたという。以前は予算ごとにチームが分かれており、それによって「ハリウッドでも混乱する傾向があった。権限を持つ人物が複数いたため誰にプロジェクトを売り込めばいいか分かりづらかった」とIndieWireは報じている。また、プロジェクトの数が他のスタジオをはるかに凌駕しており、その多さが難点となっていた。今回の再編は、Netflixの映画作品のニーズと社内の体制をより一致させたいと考えた結果とのことだ。
新体制では、オリ・マーマー氏がアクション、ファンタジー、ホラー、SFを担当し、キラ・ゴールドバーグ氏がスリラー、ドラマ、ファミリー映画を担当する。ニヤ・カイケンデール氏は信仰に基づく作品、ヤングアダルト、ホリデー作品、そしてジェイソン・ヤング氏はコメディとラブコメディを担当。この変更によって、12名程度が解雇されることも明らかになった。
リン氏は、映画『レゴ® ムービー』フランチャイズ、スティーブン・キング原作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の映画化、ディズニーの『アラジン』リメイクを自身の制作会社Ridebackを通じてプロデュースしたことで知られている。