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ディズニーのメディア部門における第3次レイオフが、5月26日に完了した。
ディズニーの目標は、パーク部門にはほとんど手つけず、メディア部門に最も重点を置いて、夏がくるまでに全社的なレイオフを終了することだった。Varietyが取材した関係者によると、同社は一定期間にわたって国際的にさらに多くの職務を廃止する計画しているとのことだが、7,000人のレイオフを達成したことで、ボブ・アイガー氏がCEOに復帰した直後の今年2月に設定した目標は完了した。アイガー氏はコスト削減のための徹底的な戦略を発表し、3月27日から第1弾の人員削減を開始。第2弾は4月24日の週に実施され、ディズニーの総削減数は4,000人となり、最後の第3弾は5月26日に終了した。7,000人のレイオフ(2022年10月1日時点のディズニーの全世界の総人員約22万人の3.2%に相当)は、約55億ドル(約7,700億円)のコスト削減を達成するためのディズニーの取り組みの一環とされている。そのうち25億ドル(約3,500億円)は「非コンテンツコスト」(人件費を含む)であり、これらの目標コスト削減のうち10億ドル(約1,300億円)は2月にすでに進行していたとアイガー氏は述べている。
また、ディズニーは、スポーツコンテンツ以外のコストを年間30億ドル(約4,180億円)削減することを目標としており、今後数年間で実現する予定だ。