不動産事業への依存が高まる東京テアトル【決算から映像業界を読み解く】#19

映画配給や映画館の運営、不動産賃貸事業などを行う東京テアトルの2023年3月期の純利益は、前期比77.2%減の1億8,800万円となった。

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映画配給や映画館の運営、不動産賃貸事業などを行う東京テアトルの2023年3月期の純利益は、前期比77.2%減の1億8,800万円となった。

テアトルは2022年3月期に保有する不動産の一部を売却。4億円の特別利益を計上した。その反動での大幅な減益だ。しかし、2024年3月期の純利益を1億5,000万円と予想しており、20.2%の更なる減益を見込んでいる。

テアトルは祖業の映像事業が3期連続の営業損失を計上しており、不動産事業で得た利益を食いつぶす状態が続く。抜本的な経営改革が急務だ。

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《不破聡》

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