アンナプルナ・ピクチャーズ(以下アンナプルナ)は独自のアニメーションスタジオを立ち上げ、LGBTQ+アニメ映画『Nimona』を最初の作品とすると発表。
このアニメーションスタジオの共同指揮は、元ディズニーアニメーションの重役であるロバート・ベアード氏とアンドリュー・ミルスタイン氏が執る。彼らは、来年Netflixでデビューするアニメーション映画『Nimona』でアンナプルナと協力することになる。
ミルスタイン氏とベアード氏は、以前フォックス兼ディズニーのブルースカイ・スタジオの責任者として、500人以上の映画制作者を率い、長編アニメーション作品の開発・制作を監督していた。さらにミルスタイン氏は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの社長として、『ベイマックス』『ズートピア』『モアナと伝説の海』『シュガー・ラッシュ:オンライン』を発表した。
「ロバートと私は、ミーガン、ネイサン、そしてアンナプルナとコラボレーションすることで、刺激的な経験をしました。私たちは、アンナプルナの才能あるプロジェクトの一つとして、素晴らしいアニメーションの物語をもたらすことに興奮しています」とミルスタイン氏は声明で述べている。
『Nimona』は、親会社のフォックスがディズニーに買収され、その後アニメーションスタジオが閉鎖される前にブルースカイ・スタジオで制作が開始された。このアニメは、犯罪の濡れ衣を着せられた騎士と、自身の姿を変えることができるクィアな主人公・ニモーナを描いた物語で、ユージン・リー・ヤン、クロエ・グレース・モレッツ、リズ・アーメッドらが声優を務める。ニック・ブルーノ氏とトロイ・クエイン氏の指揮の下、Netflixに移り、DNEGがアニメーションを担当している。
「アンドリューとロバートがアンナプルナに参加することをうれしく思います。彼らやニモナチームと一緒に仕事をすることは素晴らしい経験であり、観客にこの映画を見てもらうのが待ちきれません」と、アンナプルナの創設者兼CEOのメーガン・エリソン氏は自身の声明で述べている。
Sources:The Hollywood Reporter