木10ドラマ「silent」の人気の秘密は“日常に溶け込む仕掛け”にあり?REVISIOが調査

川口春奈、目黒蓮が主演を務め、生方美久氏が完全オリジナルの脚本を手掛けるフジテレビ系列のドラマ「silent」が大ヒット中だ。本作の人気の秘密を、REVISIOがテレビの注視データを使って分析した。

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川口春奈、目黒蓮が主演を務め、生方美久氏が完全オリジナルの脚本を手掛けるフジテレビ系列のドラマ「silent」が大ヒット中だ。本作の人気の秘密を、REVISIOがテレビの注視データを使って分析した。

プライム帯を中心とした今クールの9つのドラマをピックアップし、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIOが、テレビの注視データを使って分析。「silent」は、REVISIOの初回注目度ランキングにて、個人全体、ならびに女性の1位となった。

「silent」の特徴は、ドラマ本編の魅力もさることながら、SNSプロモーションに非常に力を入れている点。放映日までの間に、撮影裏話やオフショット、メイキングムービーなどを積極的にTwitterに投稿し、プロデューサー、出演者、監督などのツイートも紹介している。話題になったドラマのシーンをTikTokで公開するなど、「ドラマファンになってくれた層」「気になっているけれど、見逃してしまった層」を取り込むことに成功した。

また、10月27日に放送された第4回からは「ドラマ連動型CM」も取り入れている。CM内で「紬~!」と叫ぶところに「あれ?」と釘付けになった方も多いのではないだろうか。27日は野球中継の影響で放送時間が遅くなったため、11月3日の第5回で放送された連動型CMについて検証した。

日産のドラマ連動型CMの注目度は、63.8%で他のCM平均は57.9%だった。この結果からドラマ連動型CMはその他のCMと比べて注目されていたことがわかる。

次にツイッターで2週連続世界トレンド1位になった5話と6話について、1話通じての毎分注目度を検証した。

まず、湊斗(鈴鹿央士)と紬(川口春奈)が別れを決断した後の日々が描かれた5話。最も注目度が高かったのは、ハンバーグを作っていて手を離せない紬に湊斗から電話がかかってくるシーンだった。

22時33分に76.7%という高い注目度を獲得。2人が3年の交際期間を振り返る長い電話のやり取りの後、湊斗の回想シーンに至るまで視聴者が目を離せなかったことがわかる。ちなみに、公式Twitterによれば、このシーンは実際に電話を通話して、同時間帯に撮影が行われたそう。こうした細部の工夫が、リアリティのある会話や空気感につながったのかもしれない。

一方、6話で最も見られたシーンは、想(目黒蓮)と奈々(夏帆)がカフェで、手話を通じて会話を始めるシーン。それまで曖昧にしてきてしまった奈々への思いや、紬と向き合っていることを丁寧に伝えていた。長い手話のシーンは、画面に注目される要素のひとつとも考えらる。

今回の調査を通して、ドラマ本編、SNSプロモーション、CMまでドラマの世界観に浸れる仕掛けを施すことで、視聴者の日常までドラマが染み出し、放映のない日や時間帯にも「ドラマの空気感」を楽しめるようになっていることがわかってきた。

《Branc編集部》