韓国CJ ENM、米テクノロジー企業AmazeVRの株式を取得

韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMが、米国を拠点とするVRコンサート・プラットフォームを運営するAmazeVRに出資したことが分かった。テクノロジー事業を拡大していく方針。

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韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMが、米国を拠点とするVRコンサート・プラットフォームを運営するAmazeVRに出資したことが分かった。テクノロジー事業を拡大していく方針。

AmazeVRは、独自の技術でアーティストのパフォーマンスを9K+のリアルな実写映像で撮影し、近い距離でアーティストの動きをみられるサービスを提供している。これにより、ファンは3Dステージ環境の最前列でパフォーマンスを鑑賞することができ、同社はVRコンサート市場を席巻している。

同社はこれまで、ラッパーのミーガン・ザ・スタリオンや、韓国の女性アイドルグループAespaとVRコンサートを実施した実績があり、直近では韓国の芸能事務所SMエンターテインメントと合弁会社を設立し、今後も国内外の大物アーティストのVRコンサートをプロデュースする予定もある。

CJ ENMは、音楽専門チャンネルである「Mnet」の運営や、ミュージック・アワード「MAMA AWARDS」の開催、K-Cultureフェスティバル「KCON」などを主催。人気オーディション番組等を含む既存のコンテンツライブラリの中に、VRコンテンツとして再利用可能な音楽やコンサートのIPを保持しており、今後、同社はこれらの既存コンテンツの活用や、「時間や空間にとらわれない」新しいコンテンツの制作において、AmazeVRのテクノロジーを活用していく予定だ。

  • CJ ENMのカン・ホソン代表のコメント

「プレミアムVRコンテンツ制作技術をリードするAmazeVRと提携し、エンターテインメント業界の新しいパラダイムをリードできることをうれしく思います」

  • AmazeVRのCEO、Ernest Lee氏のコメント

「熱心な投資パートナーの支援により、我々はVRコンサート制作の次の時代に入り、これからも素晴らしいパフォーマンスを提供できることに興奮しています」

Varietyによると、今回の投資額は明らかになっていないが、これまでの資金調達の段階でもAmazeVRに目をつけていた韓国投資家は複数いたようだ。
《Branc編集部》

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