米下院の超党派議員6人が2026年9月16日、「米国映画・テレビ製作議員連盟(Congressional American Film & TV Production Caucus)」を立ち上げた。狙いは国内の映像製作の立て直しである。米国では2022年のピーク以降、映画・テレビ製作に関わる雇用が10万人以上失われたとされる。議員連盟は連邦レベルの製作インセンティブ創設を柱に、立法での解決を探る。米国映画協会(MPA)は同日、発足を歓迎する声明を出した。
設立メンバー6人、税制と議事運営の要所を押さえる
共同設立者として共同議長に就いたのは、ブライアン・ジャック議員(ジョージア州第3区)、ローラ・フリードマン議員(カリフォルニア州第30区)、ナサニエル・モラン議員(テキサス州第1区)、リンダ・サンチェス議員(カリフォルニア州第38区)、ニコール・マリオタキス議員(ニューヨーク州第11区)、トム・スオッジ議員(ニューヨーク州第3区)の6人だ。
このうちモラン、サンチェス、マリオタキス、スオッジの4議員は、税制立法を担う下院歳入委員会に席を持つ。ジャック議員が属するのは、法案の審議日程を握る下院規則委員会である。インセンティブを税制措置として検討する場合、税制を所管する歳入委員会と、法案審議の流れに関わる規則委員会に設立メンバーがいることは、議員連盟にとって一定の意味を持つとみられる。フリードマン議員は、クレジット付きの映画プロデューサー経験を持って議会入りした、数少ない議員の一人とされる。

