ANIAFF第2回、ディレクター・フォーカスは「出崎統」特集に決定。『エースをねらえ!』『ベルサイユのばら』など10作品を上映、11月13日から名古屋で開催

ANIAFF第2回は出崎統特集。宝島・ベルサイユのばら他計10作品を上映、2026年11月13日~18日名古屋開催。産業振興の企画も併催。

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ANIAFF第2回、ディレクター・フォーカスは「出崎統」特集に決定。『エースをねらえ!』『ベルサイユのばら』など10作品を上映、11月13日から名古屋で開催
ANIAFF第2回、ディレクター・フォーカスは「出崎統」特集に決定。『エースをねらえ!』『ベルサイユのばら』など10作品を上映、11月13日から名古屋で開催

あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル(ANIAFF)実行委員会は9月29日、第2回ANIAFFの「ディレクター・フォーカス部門」でアニメーション監督・出崎統(でざき・おさむ/1943~2011)の特集を開催すると発表した。会期は2026年11月13日(金)から18日(水)までの6日間。

『劇場版 エースをねらえ!』『劇場版 AIR』『ベルサイユのばら』など代表作10作品(長編映画7本、シリーズ3作品)を一挙上映する。

「日本アニメの源流」を再評価

ANIAFFは、2005年の愛知万博「愛・地球博」や国際芸術祭「あいち」、「あいち国際女性映画祭」、「世界コスプレサミット」などの文化事業を継続してきた愛知県と名古屋市が共催し、2025年12月に第1回を開催した国際アニメーション映画祭である。第1回のディレクター・フォーカス部門では細田守監督の初期作品を含む11本を特集した。

第2回で取り上げる出崎統は、1963年に虫プロダクションへ入社し、『鉄腕アトム』でアニメーターから演出家へ転じた後、『あしたのジョー』でチーフディレクターを務めた人物。以降、『エースをねらえ!』『ガンバの冒険』『宝島』『ベルサイユのばら』『ブラック・ジャック』など国民的作品を手がけ、限られた動画枚数を前提とする日本のテレビアニメの制作環境のもとで、止め絵の多用をはじめとする独自の演出技法を確立した。

アーティスティック・ディレクターの数土直志氏は「その演出術はその後のアニメづくりに多大な影響を及ぼし、日本アニメの源流ともなっています。現在活躍する多くの監督や演出家がその影響を語る偉大な巨匠のひとりです。しかし、日本のアニメーション史における出崎統の重要性はまだまだ十分認識されていません。国際映画祭で特集を組むことで、国内外に出崎統の業績を伝え、評価を高めることにつなげたい」とコメントしている。

上映ラインアップは長編7本+シリーズ3作品。テレビ・OVA・劇場作品を横断

上映が決定している10作品は以下のとおり。テレビシリーズ、OVA、劇場用長編を横断し、1978年から2005年までの代表作をたどる構成となっている。

  • 『宝島』(1978/TVシリーズ・4話抜粋)

  • 『ベルサイユのばら』(1979/TVシリーズ・5話抜粋)

  • 『劇場版 エースをねらえ!』(1979)

  • 『あしたのジョー2 劇場版』(1981)

  • 『劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ』(1982)

  • 『ゴルゴ13 劇場版』(1983)

  • 『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』(1984)

  • 『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』(1989)

  • 『ブラック・ジャック』(1995「拒食,ふたりの黒い医者」/2000「しずむ女」)

  • 『劇場版 AIR』(2005)

会期中はゲスト登壇によるトークショーも予定されており、詳細は続報で発表される。

産業振興を掲げる6日間。企画マーケットやコンペティションも併催

ジェネラル・プロデューサーの真木太郎氏は、ANIAFFについて「コンテンツビジネスの中でのアニメーションのポジションを更に力強いものにしたい」と語る。第2回も、国際長編コンペティション、ディレクター・フォーカス、オールナイト上映、イベント上映、特集上映、トークショー、アニメーションの未来を考える講演に加え、製作者をつなぐ企画マーケットなど多様な部門・企画を展開し、上映企画に加え、企画マーケットなど産業振興につながるプログラムも予定されている。

会場はミッドランドスクエア シネマ2、ウインクあいちほかを予定。主催はANIAFF実行委員会、共催は愛知県・名古屋市、企画・制作は株式会社ジェンコ。文化庁文化芸術振興費補助金(映画祭支援事業)の助成を受け、協賛にLINE Digital Frontier、名古屋鉄道、ミサワホームが名を連ねる。特別協力はASIFA-Hollywood。

公式サイト:https://aniaff.com/

《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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