特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は2026年9月29日、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2026」(ndjc2026)の新規プロジェクトとして、監督育成プログラム「ndjc Compass(コンパス)」を10月20日(火)より始動すると発表した。ndjc2026への応募者を対象に、商業映画の製作プロセスから作品分析、企画・脚本開発、実践トレーニングまでを段階的に学ぶ全4ステップの構成となる。
ndjcは文化庁が主催する「令和8年度若手映画作家等の育成事業」の一環として、VIPOが文化庁から委託を受けて運営する人材育成事業。優れた若手映画作家を公募し、本格的な映像製作技術と作家性を磨くためのワークショップや製作実地研修を実施するとともに、作品発表の場を提供することで、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指している。
企画から興行・二次利用までを俯瞰、10月20日にオンラインで開講
第1ステップとなる「商業映画製作プロセスセミナー」は、10月20日(火)18時から20時までオンラインで開催される。商業映画の企画から興行、二次利用に至るまでの流れを俯瞰的に学ぶ講義で、製作の川上から川下までのビジネス構造を体系的に押さえる内容だ。
第2ステップの「映画作品の鑑賞と解説」は10月29日(木)に実施される。鑑賞作品はパヤル・カパーリヤー監督の『私たちが光と想うすべて』(118分)で、15時30分から17時30分まで松竹試写室にて上映を行い、会場をVIPOに移して17時50分から19時30分まで解説講義を行う。優れた作品の鑑賞とプロによる解説を通じ、客観的な観客視点の獲得を目指す。
企画・脚本開発講座は全3回、脚本開発トレーニングは定員10名程度
第3ステップの「企画・脚本開発講座」は全3回構成で、第1回が11月10日(火)16時から19時、第2回が11月17日(火)14時から17時、第3回が11月24日(火)14時から17時の日程で実施される。会場はVIPOでの対面とオンラインのハイブリッド開催となる。内容は脚本執筆の基礎知識と思考法に加え、映画監督による創作論講義が組み込まれている。
第4ステップの「脚本開発トレーニング」は2027年1月から3月にかけて実施予定。プロット・箱書き・短編脚本の執筆に取り組み、講師から段階的な指導とフィードバックを受ける実践型プログラムだ。受講条件および選考があり、定員は10名程度。選考書類の締切は12月中旬を予定している。

対象はndjc2026応募者、セミナーのみ学生・卒業生にも開放
受講対象者は、ndjc2026に応募した者全員。ただし①商業映画製作プロセスセミナーのみ対象範囲が拡大されており、次年度以降のndjc応募を検討している者、および映画業界を目指す学生・卒業生(卒業後5年以内程度)も受講できる。
①から③までは単発での申込が可能である一方、④脚本開発トレーニングは③企画・脚本開発講座(全3回)の受講が必須要件となっており、③とあわせての申込が求められる。申込方法は、①から③については参加対象者へプログラムごとに順次メールで案内が送付され、メール本文に記載の応募フォームから手続きを行う。④の対象者に対しては、プログラム詳細と選考課題、応募方法が順次メールで案内される。申込締切は各プログラムにより異なるため、案内メールでの確認が必要となる。なお、各プログラムの日程・会場は変更または調整となる場合があり、最新情報は公式サイトおよびメールで順次案内される。
ndjc公式サイト:https://ndjc.bunka.go.jp/




