Brancのオフラインイベント「Dialogue for BRANC」第15回の開催が決定。第15回は、「中国市場のリアル~日本の映画・アニメは再び中国市場を目指せるのか~」をテーマに、11月9日(月)19時より開催する。
ゲストは、『すずめの戸締まり』や『THE FIRST SLAM DUNK』を中国で配給し大ヒットに導いた配給会社Road Picturesの営業責任者として4年間にわたり日本アニメの配給・商品化を手がけてきたAI Mage株式会社の松本祐輝氏と、上海国際映画祭で日本映画選考や、日本国内で中国映画の紹介をするなど、長年日中の映画産業の架け橋となってきた映画ジャーナリストの徐昊辰氏。
※今回はオンラインの生配信もアーカイブの配信もありません。
中国市場、いま何が起きているのか
中国映画市場は、日本の映画・アニメにとって長年、大きな可能性を持つ市場として注目されてきた。
2023年には『すずめの戸締まり』『THE FIRST SLAM DUNK』が中国で大ヒットし、日本アニメ映画の興行力や、現地宣伝・ファンコミュニティの重要性が改めて認識された。近年も『名探偵コナン』シリーズや『鬼滅の刃』など、日本アニメ映画が中国市場で存在感を示す事例は続いている。
一方で現在、日本の映画・アニメを取り巻く中国市場の環境は、かつて以上に見通しづらくなっている。報道では、日中間の政治的摩擦を背景に、日本映画の公開延期や新作映画の審査・公開への影響、日本関連イベントの中止などが相次いでいると伝えられる。こうした状況は、作品そのものの人気や市場性とは別のレイヤーで、日本コンテンツの流通に大きな不確実性をもたらしている。
ただし中国市場については、政治的な対立、ナショナリズム、SNS上の反応、断片的な情報などが混在し、外部からは実態を把握しにくいのも現実だ。
「本当に日本コンテンツは締め出されているのか」「観客の需要は失われているのか」「配給・宣伝・審査の現場では何が起きているのか」「日本の映画会社・アニメ会社は、いま中国市場をどう捉えるべきなのか」——これらを冷静に見極めるには、現場に近い視点からの情報が不可欠だ。
配給の現場、映画祭や商談の現場を知る2人が語る「いま」
そこで、今回は中国市場のリアルをよく知る2人をゲストに迎える。
Road Picturesで中国における日本アニメ映画の配給・宣伝実務に携わってきた松本祐輝氏と、上海国際映画祭プログラマーなど、様々な形で日本と中国映画産業の橋渡しをしてきた徐昊辰氏に、中国市場の「いま」と日本映画・アニメの現地の状況について語っていただく。
当日は二部構成で、第一部では松本氏に日本アニメの配給・ライセンス実務の現場と上海ライセンシングエキスポで得た最新の商談動向をうかがい、徐氏には中国映画市場の実態を現地の肌感覚の両面から語っていただく。第二部では両氏のクロストークと参加者を交えたディスカッションの時間を設ける。
政治的な是非を論じるのではなく、政治的摩擦がビジネス環境に与える影響を踏まえながら、日本の映画・アニメが中国市場と今後どう向き合うのか、来年以降に向けてどう動いていくべきなのか、地に足の着いた議論を展開したい。
登壇者(敬称略)

松本 祐輝
AI Mage株式会社 IPライセンス事業部 ディレクター
東京外国語大学卒業後、STORY inc.でアシスタントプロデューサーを経験。2022年より現地配給会社Road Picturesの営業責任者として中国に渡航。4年間、映画配給・商品化・展示会・店舗運営などアニメの海外展開を幅広く牽引し、2026年6月に帰国し現職。AIツールを用いたライセンス監修の効率化から、中国を始めとした海外への営業の支援まで、ライセンス業務に広く携わっている。

徐昊辰(じょ・こうしん)
上海国際映画祭プログラマー、映画ジャーナリスト
1988年中国・上海生まれ。立命館大学卒業。
2008年より中国の映画専門誌やポータルサイトを中心に、日本映画の批評および映画産業分析を発表。2016年からは中国で唯一の映画専門大学である北京電影学院に論文を不定期に発表するほか、立命館大学、日本映画大学などでゲスト講演を行う。
映画・映像をテーマとしたWEBトーク番組および海外映画配給レーベル「活弁シネマ倶楽部」の企画・プロデューサーを務めるほか、映画.comにてコラム「どうなってるの?中国映画市場」
を連載中。2024年には日中映画交流を目的とした「現代中国映画祭」を企画・設立。
2020年より上海国際映画祭プログラマーとして日本映画部門の選考を担当。2025年よりロッテルダム国際映画祭の日本担当を務めるほか、中国映画金鶏奨ではキュレーターを務めるなど、映画批評、映画祭運営、配給、国際交流の分野で幅広く活動している。
2027年より開催されるSKIPシティ キネテク国際映画祭の新ディレクターに就任。

杉本穂高(MC)
Branc編集長(二代目)
実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。
トークテーマ
いま中国市場で、日本アニメ・映画はどのような立場に置かれているのか
公開延期、審査の停滞、イベント中止などを現場はどう受け止めているのか
配給・宣伝・商品化の実務で、いま何が起きているのか
上海ライセンシングエキスポで見えた日本IPの需要と商談の実感
中国映画市場の実態
中国の観客は、いまも日本映画・アニメを求めているのか
日本の映画会社、アニメ会社、製作委員会は今後、中国市場をどう位置づけるべきか。今どう行動すべきか
日中の文化交流を絶やさないために必要なこと
参加者の皆さんを交えた質疑応答
※内容は調整中のため変更の可能性がございます。
また、イベント後には軽食・ドリンクを交えた懇親会の実施も予定。映画・アニメの海外展開やライセンスビジネスに携わる関係者と直接話せる貴重な機会です。中国市場やアジア展開に関心のある方、配給・宣伝・商品化の実務に携わる方など、ぜひお気軽にご参加ください。
プログラム
18:30 開場
19:00 イベント開始
19:05 トークセッション前半
19:45 休憩
19:50 トークセッション後半(ディスカッション、質疑応答)
20:30 クロストーク・Q&A/参加者の皆さんを交えたディスカッション
21:00 懇親会・ネットワーキング(軽食、ドリンクあり)
21:30 終了予定
開催概要
Dialogue for BRANC #15 日本の映画・アニメは、再び中国市場を目指せるのか? 現実を知る2人に聞く中国市場の「いま」
日時: 2026年【11月9日(月)】 19:00~21:30(18:30開場)
会場: 〒164-0012 東京都中野区本町一丁目32番2号 ハーモニータワー18階 株式会社イード セミナールーム(アクセス)
参加費:
BRANC MEMBERSHIP ライト会員(有料会員)無料
一般(無料会員)2,480円
定員: 45名
お申し込みの流れ・参加費

イベント参加ご希望の方は、以下のボタンからお申し込みください。申し込むにはBRANC MEMBERSHIPへの入会が必要となります。ライト会員(月額980円)なら、イベント参加は無料、無料会員は2,480円となります。
非会員の方も、この機会にライト会員にお申し込みいただくことで、本イベントに無料でご参加いただけます。この機会に是非、ご検討ください。
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※今回はオンライン生配信もアーカイブ配信も行いません。お2人のお話を聞きたい方は現地でのご参加をお願いいたします。








