ベルリン国際映画祭の助成制度WCF、9作品に総額36万5000ユーロ。記録的応募数のなかアジア勢が存在感

ベルリナーレのワールド・シネマ・ファンドが第43回審査会で9件の助成推薦を発表。75カ国373件から選ばれた新作群に総額36万5000ユーロを配分し、長編デビュー作やアジア勢の存在感も際立つ。

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ベルリン国際映画祭の助成制度WCF、9作品に総額36万5000ユーロ。記録的応募数のなかアジア勢が存在感
ベルリン国際映画祭の助成制度WCF、9作品に総額36万5000ユーロ。記録的応募数のなかアジア勢が存在感

ベルリン国際映画祭(ベルリナーレ)が運営するワールド・シネマ・ファンド(WCF)は2026年7月14日、第43回審査会において9件の助成推薦を決定したと発表した。

助成総額は36万5000ユーロで、バングラデシュ、ブルキナファソ、カンボジア、エクアドル、レバノン、マレーシア、フィリピン、セネガル、トルコの各国プロジェクトに配分される。加えて過去数カ月の間に、ドイツ国内での劇場公開作品3本に対しても総額2万8000ユーロの支援が行われた。

WCFは、同映画祭の産業インフラ「ベルリナーレ・プロ」の一部として、映画製作や配給を支援する助成制度。製作資金の調達が難しい国や地域の作り手を資金面で支え、文化的多様性を持つ作品を国際的な舞台へ送り出すことを目的としている。これまでの支援作にはカンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭で受賞した作品もあり、新興地域の映画製作を育てる仕組みとして国際的に一定の評価を確立している。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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