音声AIプラットフォームを展開するイレブンラボジャパン合同会社は、2026年5月1日(金)から5日(火)にかけて開催される「横浜国際映画祭 2026」への協賛を発表した。
本協賛を通じ、同社はイベント会場の場内アナウンスに自社の音声AI技術を提供する。また関連企画として、制作プロセスに生成AIを活用した山口ヒロキ監督の映画『観測者過多都市』の上映も予定されている。
多言語対応のAI音声による会場アナウンス
映画祭の会期中、来場者向けのアナウンス生成にはイレブンラボの技術が導入される。
同社のシステムは30を超える言語に対応しているため、多様な国籍の観客が集う国際映画祭においても、多言語での即時的な情報伝達が可能だ。実際のリアルイベントや興行現場において、音声AIを用いた多言語対応と運営効率化を図る実践的な事例となる。
AIを活用した映像作品『観測者過多都市』が上映
会期中、「イレブンラボ推薦作品」としてスクリーンに掛かるのが、山口ヒロキ氏の監督作品『観測者過多都市』だ。山口氏は実写映画の監督・編集を手がける傍ら、近年はAI映画の制作やアドバイザーとしても精力的に活動している。
近未来の東京を舞台とした本作は、映像表現の一部にイレブンラボの音声技術を取り入れた。山口監督は本取り組みについて「従来の実写映像制作とは異なる生成AIを使用した表現アプローチに挑戦することができました」と語っている。なお、横浜国際映画祭においてAI映画がフィーチャーされるのは、本年が初となる見込みだ。
映像制作・エンターテインメント領域へ広がる音声AIの導入
ボイスオーバーの大規模生成や、多言語対応の対話型AIエージェント構築など、イレブンラボの技術はすでにFortune 500企業の75%以上で採用されるなど広く社会実装が進んでいる。
今回の協賛の背景には、クリエイターを技術的・時間的・コスト的な制約から解放し、物語の構想や演出といった制作のコア業務に専念できる環境づくりを支援したいという同社の狙いがある。
同社のHead of Marketing (Japan & Korea) である寺村ジャック氏も、今回の協賛を「音声AIが単なる業務効率化にとどまらず、クリエイティブや文化の現場でも価値を発揮できることを示す機会」と説明する。同社は今後も日本市場において、放送やメディア、エンターテインメント分野での音声AI活用を推進していく方針だ。

