株式会社TVerは2026年2月26日、同社が運営する民放公式テレビ配信サービス「TVer」において、AIを活用した番組検索の新機能「TVerコンシェルジュ(β版)」をリリースした。常時約800番組を配信する同プラットフォームにおいて、視聴者とコンテンツの新たなマッチングを創出する。
ユーザーの気分や心情からAIが最適な番組をレコメンド
「TVerコンシェルジュ(β版)」は、ユーザーが新たなお気に入り番組と出合うきっかけを作ることを目的とした番組検索機能。ユーザーが気分や心情を入力することで、AIがTVerで配信中の約800番組の中からおすすめのコンテンツを提案する。
例えば、「動物に癒やされたい」「子どもと一緒に見たい」「キュンキュンするドラマ」といった曖昧なニーズに対しても、AIが番組をセレクトする。従来のタイトルや出演者名によるキーワード検索だけでは到達しづらかった、未知の番組と視聴者を結びつける狙いがある。
チャット形式の直感的なUIで新たな検索体験を提供
本機能は、TVerアプリの「さがす」タブに新設された「AIに相談」から利用できる。チャット形式のUI(ユーザーインターフェース)を採用しており、いまの気分や心情を自然言語で入力するだけで、AIが5つのおすすめ番組を提示する仕組みだ。幅広い層のユーザーが直感的に操作できる設計となっている。

現在はβ版での提供となっており、入力の意図とは異なる番組が表示されるケースもあるとしている。TVerは今後、継続的なブラッシュアップを行い、レコメンドの精度改善とより便利な検索体験の実現を目指していくという。
視聴体験のさらなる向上目指す
TVerはこれまで、「場所」や「時間」から視聴者を解放し、テレビコンテンツをより身近に、自由に楽しめる環境を提供してきた。現在では国内最大級の動画配信サービスとして、見逃し配信に加え、スポーツなどのライブ配信や民放5系列のリアルタイム配信なども幅広く展開している。
映像コンテンツが供給過多となる昨今において、今回のAIによるレコメンド機能の導入は、膨大なコンテンツ群の中から視聴者が「見たい番組」を迷わず発見するための適切なアップデートと言える。TVerは今後も、ドラマやバラエティ、アニメ、ローカル局制作番組、過去のアーカイブ作品などコンテンツのさらなる拡充を図りながら、視聴体験の向上に尽力していく方針だ。



