映像業界のハラスメント対策セミナー、swfiが東宝スタジオで第2回を開催。同スタジオには授乳ブースも新設

NPO法人映画業界で働く女性を守る会(swfi)は映像業界のハラスメント対策セミナー第2回を東宝スタジオで開催する予定。同スタジオには授乳ブースが設置された。

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【swfi study room】ハラスメントセミナー2025 Vol.2開催
出典:swfi 【swfi study room】ハラスメントセミナー2025 Vol.2開催

NPO法人映画業界で働く女性を守る会(swfi)は、映像業界で働く人々を対象とした「ハラスメントセミナー2025 Vol.2」を2025年11月21日(金)に東宝スタジオにて開催する。同スタジオでは個室型授乳ブースが導入されるなど労働環境整備も進んでいる。

本セミナーは、映像業界で働く人々の「気になる」「知りたい」ことを専門家と学ぶ企画「swfi study room」の一環として企画された。今年度は「ハラスメントセミナー2025」と題し、全3回のシリーズで業界のハラスメント問題への理解を深める。

第2回となる今回は、昨年度に続き東宝スタジオの協力を得て、所内での対面開催が実現した。参加費は無料、オンラインおよびアーカイブ配信の予定はない。


「加害者」「被害者」を体験学習

前回のVol.1では座学だったが、Vol.2では「ロールプレイ」を導入する。参加者は意図的に「加害者」と「被害者」の役を演じ、ハラスメントが生まれる構造を体感的に学ぶ。


このロールプレイ形式の講義は、昨年度の参加者から「体験できてよかった」「面白かった」と多くの高評価を得たという。講義を聞くだけでは得られにくい気づきを促し、その後の「加害者にならないための意識」や「組織のリスク軽減ポイント」に関する講義への理解を深めることを目的としている。

会場・東宝スタジオには授乳ブースも新設、働きやすい環境整備進む

swfiは先日、セミナー会場の下見を兼ねて東宝スタジオを視察し、その際、所長・島田氏の案内のもと、アクターズセンター7階の「醉いどれ天使」三船敏郎ポスター前に新設された個室型授乳ブース「mamaro」を確認したことをXで公開している。

swfiは、こうした設備の導入が「子供のいる人の安心につながり、若い世代が子供を持つ未来を考えられるようになる素晴らしい取り組み」であるとコメントしている。

セミナー講師はVol.1に引き続き、カウンセラー・公認心理師の髙山直子氏が務める。なお、本セミナーでは無料のキッズスペース(事前申込制)も用意される。

【開催概要】

  • イベント名: 【swfi study room】ハラスメントセミナー2025 Vol.2

  • 日時: 2025年11月21日(金) 18:00~20:30

  • 会場: 東宝スタジオ

  • 対象: 映像業界で働く人々

  • 参加費: 無料

  • 定員: 30名程度(希望者多数の場合、追加の可能性あり)

  • 講師: 髙山直子氏(カウンセラー・公認心理師)

  • その他:
    無料キッズスペース有り(事前申込制)
    オンライン・アーカイブ配信なし

  • 申込方法: Peatixの専用ページにて受付
    (※詳細はswfi公式情報またはPeatixイベントページを参照のこと)

《Branc編集部》

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