LA山火事の寄付が繋いだ縁。アニー賞主催者があいち・なごやアニメーション映画祭とコラボを決めた“意外なきっかけ”【ANIAFFインタビュー】

2025年12月に初開催された「あいち・なごやアニメーション映画祭」。アニー賞主催団体のトップはなぜ審査員を引き受けたのか?その背景には、LA山火事の支援がつないだ日本との意外な「縁」があった。世界的権威が語る映画祭の役割について聞いた。

グローバル マーケット&映画祭
オーブリー・ミンツ氏
オーブリー・ミンツ氏
  • オーブリー・ミンツ氏
  • オーブリー・ミンツ氏
  • 左から、真木太郎氏、オーブリー・ミンツ氏、岩井澤健治監督、ペネロープ・バジュー氏、塩田周三氏、井上伸一郎氏

2025年12月、記念すべき第1回「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル(ANIAFF)」が開催された。同映画祭は、開催前にアニメーション界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞を主催する、ASIFA-Hollywoodとのコラボレーションを発表、コンペティション部門の審査員に同組織のエグゼクティブ・ディレクターを務めるオーブリー・ミンツ氏を迎えた。

世界のアニメーション映画祭を知る同氏に、初開催となった映画祭の印象や、日本のアニメーション映画祭が果たすべき役割について語ってもらった。


LAの山火事の寄付活動が縁でANIAFFを知った

――名古屋は初めて来られたのですか。

ミンツ:はい。名古屋は食べ物が美味しいですね。しかし、映画祭は集客が少ないかなと感じました。もっと地元の方との交流ができるようになるといいですね。もっと多くの観客とお会いしたかったというのはあります。

――映画祭の全体的な印象はいかがだったでしょうか。

ミンツ:とても満足しています。スタッフのみなさんから大変に素晴らしいおもてなしをしていただいたおかげで、「気にかけてもらえていない」と感じることは一度もありませんでした。

選ばれた作品も、世界中から多種多様な作品が集められており、バラエティ豊かなラインナップを楽しむことができました。

――審査員としてオファーをもらった時はどう思われましたか。

ミンツ:大変光栄に感じました。ANIAFFの運営メンバーの何人かとは以前にお会いしたことがありました。出会いは、ロサンゼルスの大規模山火事で被害を受けたアニメーションスタッフのために寄付を募るAnimAidでした。日本の方々は「AnimAID Japan」を立ち上げて、寄付に協力してくださったんです。

そこで縁ができて、今度この映画祭を立ち上げる予定だと聞いて、これは素晴らしい機会だと思いました。ASIFA-Hollywoodは世界中のアニメーション映画祭と提携して、アニー賞候補となるような作品を探しています。ここでも素晴らしい発見があるに違いないと思っていたのです。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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