デジタルプロモーションを手がける株式会社ガイエは、XRDive株式会社の協力のもと、XR(クロスリアリティ)技術を活用した体験型フォトブース「OSHI POSTER(オシポスター)」の提供を本格的に開始した。
来場者がまるでポスターの世界に入り込んだかのような写真や動画を撮影できるのが特徴で、イベントの集客力向上やIP(知的財産)コンテンツとファンとのエンゲージメント強化に貢献する新たなプロモーションツールだ。
映画・アニメIPとの高い親和性。ファンの「推し活」を刺激し、購買意欲を促進
「OSHI POSTER」の強みは、映画、音楽、アニメ、ゲームといったIPコンテンツとの高い親和性にある。ファンは、憧れのキャラクターやアーティストと同じ空間にいるかのようなXR体験を通じて、唯一無二の思い出を創出できる。
来場者はブースで好きな背景やオリジナルフレームを選択して撮影。生成された写真や動画データは、その場で自身のスマートフォンにダウンロードできるため、SNSでの拡散が期待できる。この自発的な情報発信は、イベントの話題性を高め、自然な形での集客へとつながる。
さらに、撮影したデータをポストカードとして印刷する機能も搭載。これを物販の購買特典や、アプリ登録といったアクションと連動させることで、直接的な販促強化や顧客エンゲージメントの向上にも活用可能だ。待機中の画面をデジタルサイネージとして運用し、最新情報や広告を配信できる点も、プロモーション効果を最大化する上で大きなメリットとなる。

インバウンド・Z世代をターゲットに。多様なイベント・施設への展開で市場拡大目指す
すでに沖縄県の商業施設「イーアス沖縄豊崎」では、地域の人気キャラクターと連携したコンテンツでサービスが開始されている。地元ゆかりのコンテンツとキャラクターを通じて、地域の魅力発信に貢献しているという。

ガイエは今後、短期的なプロモーションイベントから施設での長期常設まで、クライアントのニーズに合わせた柔軟なプランを提供する構えだ。特に、体験価値を重視するZ世代の「推し活」需要や、回復が進むインバウンド観光客に向けたコンテンツ展開を強化。強力な集客力と拡散力を持つ「OSHI POSTER」を軸に、映像・エンタメ業界をはじめとする多くの企業に対し、次世代のマーケティング施策を強力に支援していく方針だ。