クリエイティブ市場の総合商社である株式会社Tooは、CGアーティストを志す学生を対象としたWEB就活イベント「第六回ポートフォリオドラフト会議」の開催を発表し、2025年7月1日より作品の受付を開始した。本企画は、学生がポートフォリオを一度提出するだけで、複数の有力アニメ制作CGプロダクションに一括で選考アプローチができるもので、アニメ業界の人材発掘と育成を目的としている。
未来のCGクリエイターを発掘、複数プロダクションへの一括アプローチを実現
「ポートフォリオドラフト会議」は、モデラーやアニメーターといったCGアーティストを目指す学生にとって、自身の作品を効率的に業界へアピールできる機会だ。参加学生は、制作したポートフォリオを専用フォームから提出するだけで、審査に参加する複数の企業からの評価を受けることができる。この仕組みにより、学生側は個別に企業へ応募する手間を大幅に削減できるだけでなく、これまで接点のなかった企業に自身の作品を見てもらうチャンスが生まれる。
応募資格は2026年3月卒業予定の学生で、応募期限は2025年8月15日まで。審査結果は個別に通知され、特に多くの企業から指名を受けた学生のポートフォリオは、公式サイト上で発表される予定だ。
有力スタジオ21社が審査に参加、業界の才能に熱い視線
今回のドラフト会議には、業界を牽引する有力なアニメCGプロダクション21社が審査企業として名を連ねている。株式会社カラー、株式会社MAPPA、東映アニメーション株式会社、株式会社サンジゲン、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ、有限会社オレンジといった著名なスタジオが一堂に会し、次世代を担うクリエイターの才能を審査する。学生にとっては、自身の作品が第一線で活躍するプロフェッショナルからどのような評価を受けるのかを知る貴重な機会となる。
【審査企業一覧】
株式会社アクタス、株式会社アンノウンケース、exsa株式会社、株式会社ウタリカ、株式会社ENGI、有限会社オレンジ、株式会社カラー、株式会社グラフィニカ、株式会社CygamesPictures、株式会社サブリメイション、株式会社サムライピクチャーズ、株式会社サンジゲン、株式会社 StudioGOONEYS、東映アニメーション株式会社、株式会社Boundary、株式会社バンダイナムコフィルムワークス、株式会社ピコナ、株式会社プロジェクトスタジオQ、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ、株式会社MAPPA、株式会社YAMATOWORKS
アニメ制作の総合イベント「あにつく」と連携、業界の人材育成に貢献
本企画は、Tooが主催するアニメ制作技術に関する総合イベント「あにつく」の関連企画として毎年開催されている。「あにつく」は、アニメ制作の楽しさや最新技術、メイキングなどを通して、次世代クリエイターやアニメファンに向けて情報発信するイベントであり、本ドラフト会議はその人材発掘・育成部門を担う重要な役割を果たしている。
クリエイティブ市場の総合商社として実績を持つTooが、学生と制作現場を繋ぐプラットフォームを提供することで、業界が抱える人材に関する課題解決の一助となることが期待される。
「第六回ポートフォリオドラフト会議」開催概要
応募資格: 就職活動中の学生(2026年3月卒業予定者、すでに内定承諾済みの場合は申し込み不可)
応募期限: 2025年8月15日(金)
応募作品: 3DCGツールを使用したオリジナル作品(動画、静止画)。テーマは自由。