【カンヌレポート】映画現場のアクセシビリティ最前線──フランス映画界で唯一の専門家が語る課題と展望

カンヌ国際映画祭で行われたカンファレンスでは、映画制作のアクセシビリティ向上の重要性が議論され、障害者のニーズに応じた実践例が紹介された。アクセシビリティはコスト増ではなく、新たな才能を呼び込む機会と位置付けられた。

グローバル マーケット&映画祭
左:Margault Algudo-Brzostek、右:Paula Vaccaro氏
左:Margault Algudo-Brzostek、右:Paula Vaccaro氏
  • 左:Margault Algudo-Brzostek、右:Paula Vaccaro氏
  • 左:Margault Algudo-Brzostek、右:Paula Vaccaro氏
  • 左:Margault Algudo-Brzostek、右:Paula Vaccaro氏

カンヌ国際映画祭のマーケットで、映像業界のアクセシビリティを考えるカンファレンス「Accessibility in Action: A Practical Workshop for a More Inclusive Film Industry(アクセシビリティ・イン・アクション:よりインクルーシブな映画業界のための実践的ワークショップ」が開催された。登壇したのは、European Producers' Clubのメンバーでイギリスを拠点にする映画プロデューサーのPaula Vaccaro氏と、フランス映画産業で唯一「アクセシビリティ・コーディネーター」を名乗るMargault Algudo-Brzostek氏の二人だ。様々な障害を持つ人々をいかに映画制作の現場へと受け入れていくのか、その実践的な方法論とその重要性について議論がなされた。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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