全米映画俳優組合SAG-AFTRA、インフルエンサー委員会を設立──新たな領域の表現者も支援・保護の対象へ

SAG-AFTRAは、インフルエンサーやデジタルクリエイターを支援するための委員会を設立。新SNSや動画配信プラットフォームで活動する新たな表現者層を組合として支援・保護することを目的とする

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SAG-AFTRA、Fran Drescher氏(左)とダンカン・クラブツリー=アイルランド氏(右)
Photo by Frazer Harrison/Getty Images SAG-AFTRA、Fran Drescher氏(左)とダンカン・クラブツリー=アイルランド氏(右)
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米国の俳優組合SAG-AFTRA(全米映画俳優組合・米国テレビラジオ芸能人組合)は、2025年4月27日、インフルエンサーおよびデジタルクリエイターを対象とする「全米インフルエンサーおよびデジタルクリエイター委員会(National Influencer and Digital Creator Committee)」の設立を発表した。理事会の全会一致により承認されたこの委員会は、SNSや動画配信プラットフォームで活動する新たな表現者層を組合として支援・保護することを目的としている。

委員長には、ニューヨークを拠点に活動するトラベル&ライフスタイル系インフルエンサー、Patrick Janelle氏が就任。YouTubeやTikTokといった主要プラットフォームで活躍する多様なクリエイターが委員として参画する予定だ。



《杉本穂高》
杉本穂高

映画ライター 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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