電通クリエイティブピクチャーズは、様々なフィールドで活躍するクリエイターのマネジメント・プロデュースを行う「EIGASHA(エイガシャ)」を始動することを明らかにした。
「EIGASHA」は同社出身の映像ディレクターである橋浦脩人氏、小林大祐氏に加え、映画界で注目を集める内山拓也監督、沖田修一監督、瀬田なつき監督の5名のクリエイターと共にスタートする。
電通映画社時代から著名な映像ディレクターを多数輩出してきた同社は、当時の映像ディレクターが強みとしていた“理屈を情緒に置き換える技術”が本質的かつ普遍的な価値を持っており、社会が複雑性を増している今こそ必要なものだと考えている。
「EIGASHA」は、そんな同社ならではの“理屈を情緒に置き換える技術”に立ち戻り、クライアントの課題や世の中のニーズに応える企画演出力を持つクリエイターと一緒に、心を動かすクオリティの高いコンテンツを世の中に数多く届けていく。また、社内クリエイターおよびプロデューサーの育成においても、社内で築き上げたノウハウ継承にとどまらず、社外クリエイターから学び、刺激を受けられる機会を作り、成長を促すとのことだ。
所属クリエイター
橋浦脩人/映像ディレクター
2016年 電通クリエーティブXに入社
2024年 同退社
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSフィルム部門(2024)、クリエイティブイノベーション部門(2020)でGOLDを受賞

小林大祐/映像ディレクター
2005年 電通テックに入社
2010年 電通クリエーティブXへ転籍
2017年 独立
第1回 Pocket Film Festival 大賞を受賞、第16回 文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門 審査委員推薦作品に選出
<コメント>
2017年、電通クリエーティブXを退社しましたが…。2025年、古巣の電通クリエイティブピクチャーズさんでもプロデュースしてもらえることになりました! よろしくお願いします!

内山拓也/映画監督
『佐々木、イン、マイマイン』(20)で劇場長編映画デビュー。2020年度新藤兼人賞や第42回ヨコハマ映画祭新人監督賞などに輝く。以降、様々な短編や広告映像を手がけて話題を集め続け、「2021年ニッポンを変える100人」に選出される。最新作『若き見知らぬ者たち』が2024年に公開。
<コメント>
このたび、新生Dentsu Creative Pictures によるEIGASHAと業務提携を結び、長編のみならず、さまざまなクリエイティブな映像制作をしていきたいと思っています。楽しみながら、ぐっと、くすっと、ほろっと、表現に向き合っていきたい、そんな思いです。よろしくお願いします。

沖田 修一/映画監督
1977年、埼玉県出身。短編映画の自主制作を経て、映画『このすばらしきせかい』でデビュー。主な監督作は、『南極料理人』(09)『キツツキと雨』(12)『横道世之介』(13)『滝を見にいく』(14)『モヒカン故郷に帰る』(16)『モリのいる場所』(18)『おらおらでひとりいぐも』(20)『子供はわかってあげない』(21)『さかなのこ』(22)など。テレビドラマ「0.5の男」(23)の演出や、MVなども手掛ける。
<コメント>
EIGASHAと業務提携を結ぶことになりました、沖田です。こんにちは。初めまして。その名前の通り、映画を作ってきました。これから先も作っていこうと思います。また、そのおかげで、今回の縁をいただきまして、これから先の、新しい出会いをいただけるかもしれません。それが楽しみです。よろしくお願いいたします。

瀬田 なつき/映画監督
大阪府生まれ。横浜国立大学環境情報学府修了後、東京藝術大学大学院映像研究科を修了。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)で商業長編映画デビュー。映画、ドラマ、CM、MVなどを監督する。最新作の『違国日記』が2024年に公開された。
<コメント>
映画やドラマを中心に監督をしてきましたが、引き続き、それらの作品づくりに力を注ぎながら、今後は広告の分野にも挑戦したいと考えています。これまでの経験を活かし、これからも、ひとつひとつの作品に丁寧に真摯に向き合い、多くの方々に届けられるよう、さらに努力を重ねていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
