世界のストリーミング契約数、2029年までに20億件に達する見通し

世界のストリーミング契約数は、2029年までに20億件に達すると予測されており、特にアジア太平洋地域の成長がその増加をけん引する見込み。主要プラットフォームは新たな戦略で競争を強化している。

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世界のストリーミング契約数、2029年までに20億件に達する見通し
Freepik 世界のストリーミング契約数、2029年までに20億件に達する見通し
FIPPが報じたAmpere Analysis社の調査によると、世界のストリーミング契約数は、アジア太平洋地域の成長と多様なコンテンツ戦略のニーズによって2029年までに20億件に急増すると予想されている。

現在、全世界で約18億件の有料契約があるが、Ampere Analysis社の推定では今後5年以内に20億件まで伸びると予測されている。これは海外市場からの有料契約数の急増が大きく影響しており、米国市場を上回る予想だ。有料契約数が最も増加したのは2020年で、コロナによるロックダウンで2億8,200万件の新規登録があった。その当時に比べれば成長率は鈍化する見込みだが、今後はストリーミングサービスが飽和していない欧米以外の市場でいかにエンゲージメントを強化できるかが重要になるという。


《伊藤万弥乃》

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伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。

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