Googleが、Netflixの人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」の広告スポンサーになり、視聴者は登場人物が着用しているアイテムをGoogleレンズでスキャンし、ネットで類似した商品を探して購入できるという。
広告付きプランに加入しているユーザーのストリーミング画面では、一時停止広告(ユーザーがコンテンツを一時停止したときに表示される広告)にて、Googleレンズを使って画面をスキャンするよう促す広告が表示される。その15秒のコマーシャルは、リリー・コリンズ演じる主人公エミリーがGoogleレンズを使い、商品購入方法を手ほどきする内容となっている。
Netflixのマーケティング・パートナーシップ担当部長であるマグノ・ハレン氏は声明で、「番組のファン層を自然に巻き込み、魅力的なフォーマットを活用することでNetflix会員にクリエイティブで楽しい体験を提供し、パートナーには弊社が彼らと築くことができるユニークかつ多様な機会を示すことが可能です」と述べている。
今回の提携は、Netflixが初めて番組内でスポンサーの一時停止広告を掲載した事例となり、Netflixが既存コンテンツにタイトルスポンサー名の表示を認めたのも初となる。