動画配信業界をけん引するNetflixは、ポップコーン・ビジネスや没入型施設の開設など配信以外の事業も拡大している。
IndieWireによると、Netflixが米ポップコーン・ブランドの「ポップコーン・インディアナ(Popcorn Indiana)」と提携し、独自のポップコーンブランド「Netflixナウ・ポッピング(Netflix Now Popping)」のローンチを発表した。同商品は電子レンジ調理が不要のタイプで、すでに米スーパーマーケットチェーン「ウォルマート」で販売されている。
2023年3月には米映画館チェーンAMCが、「パーフェクトリー・ポップコーン(Perfectly Popcorn)」と命名したポップコーンを発売開始し、こちらの商品も当初はウォルマート独占で販売されていたことから、NetflixとAMCが陳列棚で“ポップコーン戦争”を繰り広げることになりそうだ。
「Netflixナウ・ポッピング」のフレイバーは、「カルト・クラシック・チェダー・ケトルコーン(Cult Classic Cheddar Kettle Corn)」と「スウーンワーシー・シナモン・ケトルコーン(Swoonworthy Cinnamon Kettle Corn)」の2種類。AMCの「パーフェクトリー・ポップコーン」のフレイバーはクラシックバター、エクストラバター、ライトリー・ソルテッドの3種類で、すぐに食べられるタイプと電子レンジで調理が必要なタイプから選べる。価格はAMCのすぐに食べられるタイプが約120グラムで3ドル98セント(約635円)、「Netflixナウ・ポッピング」は倍近い約227グラムで同じ価格設定となっているため、Netflixの方がお得感は強いだろう。
Netflixはポップコーン・ビジネスの参入について、「Netflixのポップコーン商品は、すべての視聴者の好みに合わせたスナック体験を約束します」と発表で述べている。
没入型施設「Netflixハウス」の計画も発表
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さらに、Netflixはポップコーン・ビジネスだけでなく、没入型施設の計画も発表したばかり。