イタリア文化省のオーディオビジュアル総局長ニコラ・ボレッリ氏は、イタリア南部のカラブリアで開催された第3回オーディオビジュアルプロデューサーサミットにて、イタリアの映画・テレビ製作にかかる税額控除についての改正案を提出したことを明らかにした。
40%と高い税額控除が適応されるこの取り組みは、コロナによるパンデミック後に導入されイタリア国内の制作レベルを押し上げるのに役立ってきており、過去2年間で『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』シーズン2やアンドリュー・スコット主演のNetflixシリーズ『リプリー』などが撮影された。昨年から、イタリアの才能やロケ地、ストーリーに焦点を当てた税額控除の改革に取り組んでおり、映画制作会社は変更が確認されるまで撮影を延期していた。