ローマにあるチネチッタにて発表されたAcademy100は、アカデミー賞授賞式に加え、組織の世界的な将来を確保し、映画の歴史についての認識を広め、世界中の才能を発掘し育成するための資金5億ドル(約782億円)の調達を伴うキャンペーンとして立ち上げられた。アカデミー会長のジャネット・ヤン氏とCEOのビル・クレイマー氏によると、長年アカデミーを支援してきたロレックスをはじめとするパートナーからすでに1億ドルを集めているとのことだ。
また、ヤン氏は「現在約11,000人いる会員のうち、30%が米国外に居住しており、この数は増え続けている」と指摘。キャンペーンの一環として、アカデミー会員やより広範な映画やアートのコミュニティとともに世界各地で会議、コミュニティ集会、特別イベント、教育プログラムも開催されるという。開催地にはブエノスアイレス、カンヌ、ヨハネスブルグ、京都、ラゴス、ロンドン、ロサンゼルス、マラケシュ、メルボルン、メキシコシティ、ムンバイ、ニューヨーク、ローマ、サンフランシスコ、ソウル、トロント、トルン、ヴェネチアが含まれる。
さらに、2028年のアカデミー賞100周年を記念して、アカデミー映画博物館では2027年から、AMPASとアカデミー賞の歴史に関連した一連の特別展や映画プログラムが開催される予定となっている。