一般社団法人日本動画協会は10月7日、2026年10月30日から11月2日まで東京・池袋エリアを中心に開催するイベント「TOKYO ANIME NEXT」について、キービジュアルと会期中の各プログラムの詳細を発表した。最終日となる11月2日には東京建物 Brillia HALL(東京都豊島区)でメインイベントを実施し、そのフィナーレで2027年の開催に向けて準備中の新たなアニメアワードの構想を初めて明らかにする。
本イベントは同アワードへとつながる「序章」と位置づけられており、会期中は「鑑賞」「体験」「学び」の3領域にまたがる多角的なプログラムを展開する。主催は日本動画協会、共催は東京都、特別協賛は豊島区で、運営事務局はソニー・ミュージックソリューションズが務める。
メインイベントは3部構成。東京フィル生演奏とライブで名シーンを再構成
11月2日のメインイベントは開場17時30分、開演18時30分で、上演時間は約90分を予定する。構成は第1部「Opening Ceremony」(約30分)、第2部「Orchestra Premium Stage」(約40分)、第3部「2027年に向けた新たなアニメアワードの情報発表」(約20分)の3部制となる。
中核となる第2部では、アニメ「鬼滅の刃」、TVアニメ「進撃の巨人」、「名探偵コナン」の3作品を取り上げ、特別編集した名シーン映像と東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏、アーティストのライブを組み合わせて上演する。出演アーティストは倉木麻衣、中川奈美、ヒグチアイの3組(五十音順)。指揮は栗田博文、オーケストラアレンジは三宅一徳、総合司会は荘口彰久が担当する。追加出演者は決定次第、公式サイトおよび公式Xで発表される。
倉木は2000年から「名探偵コナン」のテーマソングを担当し、2026年9月発表の新曲をもって同シリーズのテーマソングが全30曲に到達、ギネス世界記録を更新している。中川は「鬼滅の刃」で「竈門炭治郎のうた」などを歌唱するほか劇伴コーラスにも参加。ヒグチは「進撃の巨人」The Final Season Part2のエンディング「悪魔の子」を書き下ろした実績を持つ。
チケットは無料・全席指定で、イープラスにて受け付ける。1次先行(抽選)は10月8日19時から10月12日23時59分まで、2次先行(抽選)は10月15日19時から10月19日23時59分まで、いずれも1申込につき2枚までで、当落発表はそれぞれ10月15日13時、10月22日13時。一般受付(先着)は10月28日19時から開演30分前の11月2日18時まで。当日は3作品のキャラクターによるグリーティングも予定されており、メインイベントのチケットを持たない来場者も参加できる。
上映会&トークショーは約10作品。体験・学びのプログラムも無料で展開
10月31日と11月1日には、池袋HUMAXシネマズとTOHOシネマズ池袋の2館で約10作品の上映会を実施する。今回発表されたのは、このうち制作スタッフやキャストによるトークショー付きの4本である。
10月31日はTVアニメ『LONA』第1話のプレミア上映(登壇:永瀬アンナ、和泉風花、片桐崇監督、和田丈嗣)と、公開5周年記念上映となる『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』(登壇:戸松遥、水瀬いのり、河野亜矢子監督)を実施。

11月1日はアニメ10周年記念上映『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(登壇:制作スタッフ、詳細は後日発表)と、『楽園追放 心のレゾナンス』プレミア上映(登壇:水島精二監督、荒川航、櫻木優平、志賀健太郎、黒川智之)を行う。上映会は有料で、1次先行(抽選)は10月8日19時から10月12日19時まで受け付け、料金は2500円。一般販売(先着)は10月20日19時から予定枚数に達し次第終了となる。

体験・学びのプログラムはすべて無料。10月31日・11月1日にはWACCA池袋で「ちびまる子ちゃん」を題材にアニメが動く仕組みを学ぶ「こどもアニメワークショップ」(各回約30分)を開催する。11月2日にはとしま区民センターで「アニメスタッフセミナー」と「アニメクリエイター講座」を実施し、『超かぐや姫!』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の制作陣のほか、サウジアラビアのマンガプロダクションズによる日サ共同制作をテーマとしたセッションを予定する。クリエイター講座では、舘野仁美氏、有村虎彦氏、岡本千尋氏、室井康雄氏が登壇し、「アニメーター育成のこれから」をテーマに講座を行う。
フィナーレで2027年の新アニメアワード構想を初公開
本イベント最大の論点は、メインイベント第3部で発表される新たなアニメアワードの構想だ。日本動画協会は「日本を代表するアニメアワードとして、時代を超えて続いていく賞をつくる」とし、名称と概要を11月2日のステージ上で初めて公表するとしている。
これに先立ち、初日となる10月30日には業界関係者向けプログラム「アニメーション特別シンポジウム in TIFFCOM」を実施する。TIFFCOM 2026会場の東京ポートシティ竹芝 ポートホールで11時から開かれるカンファレンス「2027年新たなアニメアワードのスタートに向けて」には、プロデューサーの齋藤優一郎氏、日本動画協会理事で株式会社A-1 Pictures代表取締役執行役員社長の清水暁氏、東宝株式会社アニメ事業室長兼企画グループリーダーの齋藤雅哉氏が登壇し、東京国際映画祭アニメーション部門プログラミングアドバイザーの藤津亮太氏がモデレーターを務める。あわせて10月28日から30日まで東京都立産業貿易センター浜松町館でブース出展を行い、アニメ産業レポートの展示などを実施する。

開催概要
名称:TOKYO ANIME NEXT
会期:2026年10月30日(金)~11月2日(月)
会場:東京建物 Brillia HALL、としま区民センター、WACCA池袋 1Fイベントスペース、オトメイトスクエア、池袋HUMAXシネマズ、TOHOシネマズ 池袋、TIFFCOM会場
主催:一般社団法人日本動画協会
共催:東京都/特別協賛:豊島区
運営事務局:TOKYO ANIME NEXT事務局(株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ)
公式サイト:https://tokyoanimenext.jp





