日本貿易振興機構(JETRO)ロサンゼルス事務所は2026年9月24日、日本の映画・映像クリエイターを対象としたロサンゼルス滞在型の実践プログラム「Beyond JAPAN Filmmaker Program 2026」の参加者募集を発表した。応募締め切りは2026年10月9日23時59分(日本時間)。
採択者は2~4名程度で、2027年1月11日から20日まで米カリフォルニア州ロサンゼルスに滞在し、現地の映画・映像業界関係者との商談やネットワーキングに臨む。
企画単位の個別支援とハリウッド関係者とのマッチングが柱
本プログラムは、海外展開を目指す具体的な映画・映像企画を起点に、目標と課題を個別に整理したうえで支援内容を設計する「プロジェクトベース」の構成を採る。柱となるのは、ピッチデックのブラッシュアップを含む企画開発支援、個別メンタリングや業界特化型セッション、サイトビジットによる実践的知識の獲得、そしてハリウッド関係者とのネットワーク形成・マッチング支援の4点である。
想定されるマッチング相手は幅広い。監督・プロデューサーによる企画開発や国際共同制作、エージェント/マネージャーによるレプレゼンテーションとパッケージング、スタジオ・制作会社との企画開発・制作、ファイナンス関係者からの資金調達・出資、エンターテインメント専門弁護士による契約・権利面の助言、配給会社・セールスエージェントとの配給/海外セールス、映画祭・フィルムマーケット関係者による映画祭戦略の助言などが挙げられている。
応募要件は「日本国内での撮影シーン」を含む具体的企画
対象は映画・映像分野の監督・プロデューサーほか、映像制作に携わる者。必須条件として、欧米制作・国際共同制作・海外展開を目指す具体的な企画を有すること、その企画に日本国内での撮影シーンが含まれること、国内研修と現地プログラムの双方に参加可能であること、プログラム終了後も継続的な事業展開とジェトロへの進捗・成果報告に協力する意思があることが挙げられている。加えて、英語によるセッション参加および商談に必要なコミュニケーション能力と、国際的なチーム編成や海外パートナーとの協業、海外資本の活用といった事業経験が推奨要件として示されている。
応募には申込フォームへの記入に加え、英語のピッチデック、3分以内を強く推奨するピッチビデオ、プロジェクトタイムラインおよび資金調達計画のスプレッドシートの提出が必要となる。ピッチデックにはログライン、シノプシス、アーティスティックステートメント、プロジェクトタイムライン、予算・ファイナンスプランを含めることが推奨される。なお、AI生成動画は審査対象外となる点、提出資料はアクセス制限のかかっていない共有リンク形式で英語のみでの提出が求められる点には注意が必要だ。応募フォームは9月28日に公開予定で、記入もすべて英語で行う。
選考は書類・英語面談の二段階、渡航費は参加者負担
選考は書類選考と英語によるオンライン面談の二段階。書類選考通過者への面談は10月下旬に実施され、採択通知は10月下旬から11月上旬に行われる。採択者は11月10日から27日にかけて日本国内研修プログラムに参加し、グループセッションでスキルセット・マインドセットを習得するとともに、1on1セッションでマイルストーン戦略の策定や商談先ターゲットリストの作成支援を受ける。現地渡航プログラムを経て、2027年2月末までフォローアップ期間が設けられる。
費用面では、メンタリングやワークショップなど各種プログラムの参加費と、ロサンゼルスプログラム期間中の宿泊費をジェトロが現物支給の形で負担する。一方、日本国内および国際線航空券を含む米国渡航費は参加者負担となるほか、現地での移動交通費、飲食費、通信費、ESTA申請費用、海外旅行保険費なども参加者が負担する。現地プログラム期間中の途中参加・離脱は原則として認められず、渡航日程確定後のキャンセルも理由を問わず認められない。
募集要項・詳細は公式サイトにて確認できる。

