株式会社K2 Picturesは2026年2月16日、同社が運用する映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」において、東急不動産ホールディングス株式会社から5億円の出資を受けたと発表した。K2 Picturesは本調達を通じて映画製作体制を強化し、東急不動産HDは同社が推進する「広域渋谷圏」における都市観光の価値創出に向けた協業を進める。
ファンドの目的と独自の出資・還元スキーム
K2 Picturesは2023年8月に設立された映像製作企業である。2024年5月のカンヌ国際映画祭にて、独自の映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」の組成を発表していた。
同ファンドは、国内外の新規投資家が映画産業へ参入しやすい枠組みを構築することを目的に掲げている。具体的には、従来の手数料率を見直すことで投資家へのリターンを早期化するビジネスモデルを採用した。また、クリエイターに対する利益還元の仕組みとして成功報酬を設定するなど、製作環境の構造的な改善を試みている。今回の5億円の資金調達により、これらのスキームに基づく事業展開と、世界市場を見据えた製作体制をさらに強化する構えだ。


