Meta傘下のソーシャルメディアプラットフォームInstagramは2025年10月14日、10代ユーザー向けアカウントのコンテンツ表示に関するガイドラインを更新し、米国の映画レーティングシステム「PG-13」を指標とする新基準をデフォルトで適用すると発表した。しかし、この発表に対し、レーティングシステムを運営するアメリカ映画協会(MPA)は同日、「映画業界のレーティングシステムとの関連性は不正確である」との声明を発表し、両者の間に認識の齟齬が浮き彫りとなった。
Instagramの発表によると、今回のアップデートは18歳未満のユーザーを不適切なコンテンツから保護する取り組みの一環である。ユーザーは自動的に新しい「13+」設定に配置され、目にするコンテンツはPG-13指定の映画で許容されるレベルに調整されるという。Metaが委託した調査では、米国の保護者の95%がこの新設定を有益だと回答しており、保護者の期待に応える形でのアップデートであると強調している。