一般社団法人アニメジャパンは9月9日、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2026」を2026年3月28日から31日にかけて東京ビッグサイトで開催すると発表した。13回目を迎える今回は、会場を拡張し過去最大規模での開催となる。また、業界の未来を担う人材育成を目的とした新たなアワード「新人クリエイター大賞」の創設も明らかになった。出展社の募集は同日より開始されている。
2025年の開催では、ビジネスデイを含め4日間で過去最多となる約15万人が来場し、そのうち1割が海外からの参加者となるなど、国際的なアニメのハブとしての地位を確立した。2026年は、従来の東展示棟に加え、南展示棟と屋上展示場も使用。拡大する国内外のアニメファンの熱気とビジネス需要に応える。
パブリックデイは3月28日(土)・29日(日)、ビジネスデイは3月30日(月)・31日(火)に開催される。
アニメビジネスの国際的ハブへ
アニメ産業の国際的な商談の場として重要度を増しているビジネスデイは、3月30日・31日の2日間、東京ビッグサイト会議棟で開催される。国内外のライセンサー、バイヤー、ディストリビューターなどが集結し、商談ブースやビジネスセミナーを通じて新たなビジネス機会の創出を目指す。
パブリックデイ、ビジネスデイ、ファミリーアニメフェスタ2026への出展社の募集は、2025年11月14日(金)まで受け付けている。アニメーション文化および日本の産業発展に寄与する企業・団体を対象としており、世界中のアニメファンやビジネス関係者に向けて直接アピールできる絶好の機会となる。

主催するAnimeJapan実行委員会は、「前回で12回目の開催となり、多くの出展社様のお力添えのお陰で、過去最多となる15万人の皆様にご来場いただき、国内外の沢山の方にイベントを存分に楽しんでいただきました。今回も「世界最大級のアニメの祭典」として、より多くの方に「AnimeJapan」をお届けすべく、出展社の皆様と共にスタートを切りたいと思います」とコメントしており、産業界全体でのイベントの盛り上げに期待を寄せている。
アニメ業界の未来を担う才能を発掘、「新人クリエイター大賞」を新設
今回のAnimeJapanでは、新たな取り組みとして「新人クリエイター大賞」が創設される。これは、文化庁の補助事業「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」の一環として、国内の教育機関に在籍する学生を対象に実施される短編アニメーションのコンペティションだ。

この大賞は、学生のアニメーション制作に対するモチベーション向上を促すとともに、教育機関がより実践的なカリキュラムを導入することを後押しする狙いがある。グランプリ作品をはじめとする入賞作品は、国内外の配信プラットフォームを通じて世界へ発信される予定で、業界関係者も注目するプロへの登竜門となることが期待されている。
アニメ業界が持続的に発展していく上で不可欠な人材育成。AnimeJapanがその一翼を担うことで、イベントの価値をさらに高める動きと言えるだろう。
【「AnimeJapan 2026」開催概要】
パブリックデイ
会期:2026年3月28日(土)・29日(日) 9:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東京ビッグサイト東展示棟4-8ホール、南展示棟1-4ホール、屋上展示場
内容:出展ブース、AJステージ、主催施策、オフィシャルグッズ販売など
ビジネスデイ
会期:2026年3月30日(月) 10:00~18:00、3月31日(火) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 会議棟1F、6F
内容:出展ブース、ビジネスセミナー、アニメビジネスコンシェルジュ
ファミリーアニメフェスタ2026
会期:2026年3月28日(土)・29日(日) 9:30~17:00
会場:東京ビッグサイト 南展示棟1ホール
内容:出展ブース、ファミリーステージ、キャラクターグリーティングなど
主催:一般社団法人アニメジャパン
公式サイト:https://anime-japan.jp/
出展申込期間:2025年9月9日(火) ~ 11月14日(金)