東京国際映画祭(TIFF)併設のコンテンツマーケットTIFFCOMは、2025年10月29日から31日にかけて開催する第6回「Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」の選抜企画を発表した。今回は東南アジアから多彩な企画が選出されたほか、日伊映画共同製作協定の発効を受けイタリアから3企画が特別選抜されるなど、国際色豊かな23企画(実写17、アニメーション6)が揃った。
TGFMは、総予算の60%を確保済みの長編映画企画を対象に、資金調達の残りを埋めるためのビジネスマッチングの場を提供する企画マーケットだ。アジアの要素を含むことが参加条件の一つとなっており、アジアと世界の映画製作者を繋ぐ重要なハブとしての役割を担っている。
今年の選抜企画は26の国・地域が関わるもので、特に東南アジアからの才能に大きな注目が集まっている。また、昨年発効した日伊映画共同製作協定に基づき、イタリア文化省映画オーディオビジュアル局およびチネチッタの協力により選ばれた3企画が参加。両国間の新たなクリエイティブな交流とビジネスの創出が期待される。