2025年10月に開催される国際コンテンツマーケット「TIFFCOM 2025」において、日本のIP(知的財産)の海外展開を促進する商談企画が「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake」としてリニューアルされることが決定した。主催するTIFFCOM事務局が発表し、参加企業の募集を開始した。
本企画は、従来の原作映像化権に加え、新たに映像作品のリメイク権も取引対象とすることで、日本のコンテンツビジネスのさらなる拡大を目指すものだ。
原作映像化からリメイクへ、IP取引の領域を拡大
本企画は、昨年まで実施されていた「Tokyo Story Market」を前身とするものだ。従来は出版社が持つ小説や漫画などの原作映像化権を主な対象としてきたが、今回の「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake」では、その枠組みを大幅に拡充。新たに、映像制作会社などが保有する既存映像作品のリメイク権も正式に商談対象となった。