人気漫画『ブルーロック』の原作者である金城宗幸氏と、アニメや音楽を手掛けるプロデューサーの木村誠氏らが中心となり、2025年7月15日に新会社「株式会社キメラ倶楽部」を設立したことを発表した。漫画を起点とした、メディアの垣根を越える新たな作品創出を目指す。
メディアの壁を超えてクリエイターをつなぐ
株式会社キメラ倶楽部は、株式会社BLUE RIGHTS、株式会社GOLD GUSK、SEVENRICH GROUPの3社による共同出資によって設立された。
同社は、アニメ化され大きな話題を呼んだ『ブルーロック』や『神さまの言うとおり』の原作者として知られる金城宗幸氏のストーリーテリング能力と、アニメ・音楽業界で多岐にわたるプロデュース経験を持つ木村誠氏の知見を融合させる。
「漫画」を起点として、様々なメディアの壁を超えて、才能あるクリエイターたちを繋ぐことで、新たな作品を生み出すとしている。
中心人物はヒットメーカーの金城宗幸氏と『チェンソーマン』P木村誠氏
新会社の中核を担うのは、原作者の金城宗幸氏と代表取締役を務める木村誠氏だ。
金城氏は、累計発行部数4500万部を突破し、劇場アニメも大ヒットを記録している『ブルーロック』の原作者として、その名を不動のものとしている。強烈な個性を持つキャラクターと、読者の心を掴む斬新なストーリー展開で、多くのファンを魅了し続けている。
一方、木村誠氏はアニメ・音楽プロデューサーとして豊富な実績を持つ。最近では、大ヒットアニメ『チェンソーマン』のプロデュースを手掛けたほか、ブロックチェーン技術を活用してアニメの著作権を小口化し、ファンとクリエイターの新しい関係性を構築する新会社「株式会社YOUR RIGHTS」の設立を発表したばかり。業界の構造改革にも意欲を見せている。