モルガン・スタンレーのイベントで、ディズニー他メディア事業の代表が将来の展望に言及

ディズニーとケーブル事業のコムキャスト、映画館チェーンCinemarkの代表が講演で登壇し、今後の業界展望を語った。

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2025 Producers Guild Awards - Show
Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images 2025 Producers Guild Awards - Show

2025年のモルガン・スタンレー・テクノロジー・メディア・テレコムカンファレンスで、ディズニーとケーブルテレビ事業等を手掛けるコムキャスト、映画館チェーンCinemarkの代表が登壇し、今後の方針や展望などについて語った。

ディズニー

Varietyによると、ディズニー・エンターテインメントのダナ・ウォルデン共同会長は、ソーシャルメディアプラットフォームで多くのコンテンツを消費している子どもと若い家族を、ターゲットにすることを目指していると語った。特にYouTubeを良く観る層をターゲットにしているとし、すでにディズニーはYouTubeチャンネル「ディズニージュニア」を展開中で、2,200万人の登録者数を誇っている。

ウォルデン氏は、現時点で具体的には発表できないが、最新のテクノロジーを活用して「子どもたちが望む形で好きなコンテンツに関わることができる方法」を提供するために取り組んでいると発言。さらに、以前は赤字だったDisney+、Hulu、ESPN+が大きな利益を上げていると述べ、その成長がディズニーの楽観的な見通しの要因になっているとも語った。

また、時代劇ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』の成功についても言及。シーズン2の脚本執筆作業が終了し、まもなく次シーズンに関するニュースを発表する予定だという。

コムキャスト

ケーブルテレビ事業等を手掛けるコムキャストのCEO (最高経営責任者)ブライアン・ロバーツ氏は、トランプ米大統領がカナダとメキシコからの輸入品に全面的な関税を課したことで市場の混乱が続き、世界的な貿易戦争の可能性が懸念されているにもかかわらず、米国市場での事業継続に期待していると述べた。The Hollywood Reporterが伝えている。


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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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