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9月18日（月）に予定されていた第75回プライムタイム・エミー賞授賞式が、現在も続行中の全米脚本家組合（WGA）と映画俳優組合 - 米国テレビおよびラジオ芸術家連盟（SAG-AFTRA）のストライキにより、開催が延期されたことが明らかとなった。
Screen Dailyによると、主催者である米国テレビ芸術科学アカデミーの式典を放送する予定だった放送局FOXは、すでにイベント関係者に延期を通知したという。しかし、現時点ではテレビ芸術科学アカデミーおよびFOXも、式典の延期について正式なコメントは発表していない。
今週でWGAのストライキは13週目に入り、SAG-AFTRAも3週目を迎えている。俳優はストライキ中にプレゼンターとして式典には参加できず、候補者も出席できないため、数週間前からエミー賞は、ハリウッドの労働争議の影響を受ける最初のイベントになるのではないかと見られていた。
Varietyによると、同イベントの新たな日程は発表されていないが、テレビ芸術科学アカデミーは11月への変更を推しているのに対し、FOXはゴールデングローブ賞をはじめとする、映画賞授賞式の開催がハイシーズンとなる来年1月を目指しているとのこと。ストライキが解決する見通しが立たない状況が続いているため、11月ですらイベント開催は早すぎる可能性が高く、2024年1月の方がより安全な選択肢だと考えられそうだ。いずれにせよ、新たな開催日は8月初旬まで発表されないものと見られている。
先週、テレビ芸術科学アカデミーはエミー賞授賞式が延期される可能性について、「我々は他の業界と同様に組合との交渉で、すべての当事者にとって公平かつタイムリーな解決がなされることを望んでいます。我々は、パートナーであるFOXとともに状況の監視を注意深く続け、最新情報が入り次第お知らせするつもりです」と声明で述べていた。
第75回エミー賞では、「メディア王 ～華麗なる一族～」が最多の27ノミネートされており、「THE LAST OF US」が24ノミネート、「ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル」が23ノミネートで続いている。現時点で司会者は未定。
なお、エミー賞授賞式の延期は、アメリカ同時多発テロ事件が起きた2001年以来初となり、前回は同年11月に日程が変更され、小規模な会場で控え目に開催された。
