映画『バービー』ワーナー&マテル社、少女の夢を支えるプロジェクトを立ち上げ

ワーナーと玩具メーカーのマテル社が人道支援団体「セーブ・ザ・チルドレン」と提携。世界中の少女が抱く“仕事の夢”を叶えるためのイニシアチブ「Barbie Dream Gap Project」を立ち上げた。

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映画『バービー』ワーナー&マテル社、少女の夢を支えるプロジェクトを立ち上げ
Photo by Hanna Lassen/Getty Images 映画『バービー』ワーナー&マテル社、少女の夢を支えるプロジェクトを立ち上げ

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世界中で愛されるバービー人形を主人公に描く実写版映画『バービー』。

Varietyによると、7月21日の米国公開(日本公開は8月11日)に先がけ、製作スタジオのワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)と玩具メーカーのマテル社が人道支援団体「セーブ・ザ・チルドレン」と提携し、世界中の少女が抱く“仕事の夢”を叶えるためのイニシアチブ「Barbie Dream Gap Project(バービー・ドリームギャップ・プロジェクト)」を立ち上げた。

このイニシアチブは、世界中の少女が自信を育める環境や資源を提供することにより、少女たちが仕事で成功を収められる平等な機会を与えることを目的としたもの。『バービー』のキャストらが寄付を呼びかける動画に登場し、バービー役のマーゴット・ロビーをはじめ、アメリカ・フェレーラ、ケイト・マッキノン、シム・リウ、ウィル・フェレルが、それぞれメッセージを伝えて夢を持つことの重要性を強調した。

調査によると、多くの少女は5歳から自己を制限する観念を持つようになり、「自分は何にでもなれる」と信じられなくなるとのこと。動画では、その状態が「ドリームギャップ」と呼ばれているとの説明があり、キャストらは「このイニシアチブで少女たちの夢のギャップを埋めましょう」と訴え、テキスト寄付サービスの番号「707070」を伝えている。

この動画はワーナーのリニア局やデジタル、ソーシャルプラットフォームでもリリースされ、米HGTV局で放送を予定している「Barbie Dreamhouse Challenge」の番組内にも組み込まれるとのこと。

ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ国際ブランド・パートナーシップ部門のルイーズ・ソパー上級副社長は、以下のようなコメントを発表している。「WBDはセーブ・ザ・チルドレンの長年にわたる支援者であり、世界中の少女たちが持つ無限の可能性を刺激して育むために、映画『バービー』を活かせることを嬉しく思っています。宇宙飛行士からジャーナリストに起業家、今や映画スターとなったバービーの250を超えるインスピレーション溢れるキャリアは、なりたいものに何にでもなれること、そして地域社会にも貢献できることを私たちに思い出させてくれます」。

「Barbie Dream Gap Project」の寄付金は、米国ではセーブ・ザ・チルドレンの早期教育をはじめ、夏休みや放課後プログラムの支援に使われ、国際的にはセーブ・ザ・チルドレンの教育と健康、司法と児童保護などのサービスに寄付される予定だ。

世界的な社会貢献も目指す映画『バービー』は8月11日(金)より日本公開。

《Hollywood》

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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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