ジャシー氏によると、今回の人員削減は主に広告部門、動画ライブストリーミングサービスのTwitch、アマゾン ウェブ サービス(AWS)とPeople Experience and Technology Solutionsチームの従業員が大きな影響を受けることになる。同社の上級経営陣が4月中旬から下旬までにどの職種を削減するかについて最終決定を下す予定とのことだ。
同社が公開したメモの中で、ジャシー氏は「今年に至るまでの数年間、当社のほとんどの事業で従業員数が大幅に増加した」「これは当社の事業や経済全体に起こっていることを考えれば、理にかなったことでした。しかし、私たちが住んでいる不確実な経済状況と、近い将来に存在する不確実性を考慮し、私たちはコストと人員をより合理的にすることを選択しました」と、発表。Amazonで従業員を大幅に増加させた後、経済的な"不確実性"が新たにレイオフを行う決断を後押ししたということだ。また、1月のレイオフの時点で新たな削減を発表しなかったのは、各チームがまだ企業分析を終えていなかったからとのことだ。2022年12月31日時点でフルタイムおよびパートタイム従業員は約154万1,000人で、前年の129万8,000人と比べて約19%増加していた。
同社の直近の決算報告(昨年10月~12月分)では、収益が前年同期を下回っていたにも関わらず、ウォール街の予想を上回る結果となった。広告収入が急増し、ホリデーシーズンには116億ドル(前年同期比23%増)を記録していた。同社の広告のほとんどは、ストリーミングコンテンツではなくeコマースビジネスに関連するものであった。
Source:The Hollywood Reporter